母も心配です
先日は妹のことでお世話になりました。まだ病名ははっきりとはわからずリンパ腫の疑いがある、という段階なのでこれから再び妹のことについてお世話になるかと思いますが、今回は母のことです。
妹が入院してから母は目に見えて心労が激しいです。
母は父親(私にとっては祖父)が3歳の頃に亡くなっており、当時では珍しく女手一つで育てられました。母の母(つまり私の祖母)はいわゆる毒親で、かなり母に厳しかったようです。母には七歳上の兄がいますが、母には全く関心を持たず自分のことばかりで何もしてくれず、母はいまだに祖母から受けたトラウマと戦っています。
その後家を出て父と結婚したわけですが、父も毒親の片鱗があり(祖母と比べればましかもしれませんが)私達兄弟は成人した今も少なからず父に嫌悪感を持っています。
母はよく祖母と父はよく似ていると話していますが私もその通りだなと思っており、母は祖母の呪縛からいつまでも逃げられないのだと思うと気の毒で仕方ありません。
そんな母の支えが妹でした。私と弟は父の血筋を色濃く受け継いでおり見た目は母にはほとんど似ていませんが、妹は母の血を受け継いだようで母方の系統の顔だと親戚からよく言われていました。
誤解のないように記しておくと、母は私達兄弟へ分け隔てなく愛情をかけて育ててくれました。それぞれ心配するところは違っていても、平等に愛してくれていますし、学歴はバラバラですが誰かを贔屓することもありません。
とはいえやはり自分の血筋を受け継いでいる子供がいるのが嬉しいのは当たり前です。生まれ持ったものですし、そこを嘆く気はさらさらありません(母の血を受け継いでいたらもう少し美人になってたなあとは思いますが)。
その妹がこんなことになってしまい、母は目に見えて憔悴しています。何かを口にする様子はほとんど見られません。ご飯を作ることもままならず、毎日家事を一通り済ませるだけで精一杯の状態です。体を動かしている方が楽だと仕事はしていますが、家に帰ってくると何も手につかないようです。寝れていることがまだ救いでしょうか。
これまで一筋縄ではいかない人生を送ってきた母がやっと穏やかに暮らせていたのに、母が何をしたのでしょうか。母の大事なものを奪わないで欲しい。絶対に助かって欲しい。そんな気持ちでいっぱいです。
私はどうすればいいでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
そのような中だからこそ
拝読させて頂きました。妹さんのこともお母さんのこともご心配ですよね。あなたがこころをいためていらっしゃることを読ませて頂きました。あなたのお気持ちをこころよりお察し申し上げます。
妹さんの病いが回復なさっていかれますようにと切に神仏やあなたのご先祖様にお祈りさせて頂きます。
お母さんも妹さんを思うお気持ちで心身ともに辛く悲しいお気持ちでしょう。どうかあなたとお母さん共に妹さんの回復を願いながらできる範囲で看病なさり、そしてお互いをいたわりあって下さいね。
妹さんが病いになられたのはあなたやお母さんのせいということではなく、様々な要因によるものです。今までお母さんがご家族の皆さんとのことで大変なご苦労なさっていらしたこと、辛い思いをなさっていらしたでしょう、そのような中でもご家族の皆さんをお世話なさりあなたや妹さんをこころを込めて愛情を注いでいらっしゃって、今のあなたや妹さんがいらっしゃるのですし、大切なご関係がつながっていらっしゃるのです。
そのことと妹さんの病いは直接的には関係はないかと思います。
おっしゃるように何故今妹さんが病いになり、あなたやお母さんが妹さんのことをご心配をなさっておられることは本当にお辛いでしょう、とはいえあなたもお母さんも妹さんもそのご縁を大切になさりながら辛いお気持ちを分かち合い今助け合っていらっしゃると思います。
そのような中でもお互いをいたわりあって大切に共に生きているのです。
そのことを通して人が生きることを共に経験なさり学んでいらっしゃるのではないでしょうか。
生老病死は苦しみです。だからこそ私達は共にお互いをいたわりあって助け合って分かち合いながら何とか生き抜いていけるのですし、その中で本当に大切なことが何かわかってくると思います。
あなたやお母さんが妹さんを支えいたわりながら妹さんも回復なさっていかれ、ご家族の皆さん共にお互いを思いやり助け合い、こころ豊かに幸せに生きていかれますようにと切にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。お返事ありがとうございました。
話を聞いていただきすっきりしました。
母を支えられるように務めたいと思います。