仏壇で手を合わせるときのお経
見つけてくださってありがとうございます。
仏壇に手を合わせる時もお経を読もうと思いました。
そこで,以前,お経を覚えようとしたところ,発声の仕方や節?が難し過ぎて挫折し,目からではなく耳から覚えようとユーチューブから般若心経の音声を聞いて覚えました。
問題はここからです。
私が聞いた般若心経の音声はお坊さんが読んだものではなく(発声の仕方や節?が難しくて挫折),ボーカロイド,それも音楽に合わせて読んだ(歌った)ものです。
そのため,お坊さんのように凛としたものではなく,ポップな感じの,歌のようなお経の読み方になります。ちなみに歌詞は般若心経そのものです。
覚えている時は藁をも掴む勢いで聞いて覚えたのですが,今になって仏様に対して失礼なことをしたんじゃないかと複雑な気持ちです。
やはり,仏壇に手を合わせる時はポップな感じのお経ではなく,お坊さんのようなお経の方がよいのでしょうか。
そして,仏壇で手を合わせてお経を読むときの作法はありますか。
質問がてんこ盛りでごめんなさい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
音曲さらに報土往生の真因にあらず。『改邪鈔』
”ポップな感じの,歌のようなお経の読み方になります”
ただおのれが声の生得なるにまかせて、田舎の声は力なくなまりて念仏し、王城の声はなまらざるおのれなりの声をもつて念仏すべきなり。声、仏事をなすいはれもかくのごとくの結縁分なり。音曲さらに報土往生の真因にあらず。『改邪鈔』(14)覚如・著
とりあえず、仏教を実践する元来の目的からすれば、お経の読み方の上手下手、声の良し悪しは関係ないようです。しかしながら、お経には仏様の大事な教えが書かれているので、読誦する時はもちろんできるだけ読み間違えのないように、できるだけきれいな声で、丁寧に丁寧に読み上げようとする姿勢は大事にせねばなりません。
ちなみに私は、読経の後に「いいお声ですね」と誉められても正直喜ぶことはできません。「いいお勤めでした」と言ってただけたら、やっとちょっとヨシwと思ってもいいかなーーーって思います。
もちろん宗旨宗派によって見解が異なると思うので、他のお坊さんのご意見も参考にしてくださいね。
同音に
こんにちは。
お仏壇の前でお経を読みたいのですね。
「発声の仕方や節が難しい」とありますが、曹洞宗では、お経は特に節をつけずに平坦に読みますし、曹洞宗以外の宗派でも、私は節などをつけた般若心経を聞いたことがないので、どこの宗派でも同じように平坦に読むものと思います。
お仏壇の前であなたが一人で読む分にはどのような読み方でも良いかとは思いますが、今後お年忌法要や彼岸会法要などにおいて、大勢の中で一緒に読むことがあるかもしれません。そのような時は、みんなで同じように(同音に)読む必要があります。
そのような時のためにも、普段から正しい読み方をしていた方が良いかと思います。
全国曹洞宗青年会で出しているyoutube動画がありましたので、貼っておきます。
(動画中最初に「摩訶般若波羅蜜多心経」と題を言った後に節が付いていますが、これは真似をする必要はありません)
https://www.youtube.com/watch?v=InkJE2PMX3Y
仏壇で手を合わせお経を読むときは、ろうそくをつけ、お線香を立てましょう。お線香は香りの良いものを1本まっすぐに立てるのが良いでしょう。そして姿勢を正し、心静かに手を合わせお経を唱えましょう。
質問者からのお礼
回答ありがとうございます。
練習したら,すこし普通に読めるようになりました。ブレスのタイミングがまだ微妙で変なところで苦しくなりますが,練習してみたいと思います。
ありがとうございます。