hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

お経に卑猥な単語を混ぜるイタズラ?回答受付中

回答数回答 2
有り難し有り難し 9

はじめまして。
リスキーな話題ですが、マジメな質問ですのでご容赦ください。

仏教関係者から聞いた話なのですが、お経を読む際にこっそり「◯ンコ」などの単語をバレないギリギリの範囲で混ぜたり、わざと紛らわしい発音をするといった悪戯?や遊びが仏教界には存在すると聞きました。本当でしょうか?

ネットでざっと調べた範囲では見当たらなかったのですが、個人的にはありえる話だなと感じています。

内容も単語も聞き手は理解してないケースがほとんどでしょうから、「一切興味もないくせに、雰囲気でありがたがりやがって…」といった背景から、ちょっと イタズラしてやろうとする坊さんが出てきても全く不思議ではありません。というか、私がその立場ならたぶんやります。

あるいは、本当に卑猥に聞こえてしまう単語が混ざってる場合には、表現に苦心するケースがあるのかもしれません。

念のため申し上げますが、もし事実だったとしてもお坊さんを非難したいワケではありません。むしろ問題があるのは檀家やらの聞き手の方ですので。

それに、アニメではない方の一休さんが仏像を枕にして「俺の商売道具に何をする(笑)」と言われたエピソードなども伝わっています。

「◯ンコ」の件が本当だとしても、宗派ごとの厳格さやお坊さんの感覚は十人十色です。弔い文化や宗教観の奥深さを示す、笑えるエピソードになるはずです。

ひょっとしたら、仏教界にとっては隠したい裏話なのかもしれませんが、知恵をお借りできれば嬉しいです。

よろしくお願い致します。

2024年10月4日 22:20

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

そのような話は聞いたことがありません

そのような話は聞いたことがありません。
一般には「内容も単語も聞き手は理解してないケースがほとんど」と思われているかもしれませんが、お坊さんでなくてもお経を知っていてちゃんと読める人は案外多いものです。参列者の中にそうした方がおひとりでもおいでになれば、すぐにわかってしまいます。また、複数のお坊さんが一緒にお経を読む時には、そのような事をすれば節や調子が合わなくなってしまいます。
お坊さんとしての私の感覚からすると実際にそんなことをしても、べつに面白くも可笑しくもありません。法要中のお坊さんは次第とか差定と呼ばれる手順を間違わずに進めることに集中していますから、そんなことに気を散らしている暇はないと思います。
あるユニークな活動をされているお坊さんのエッセイで「雑誌などの取材を受けると、何度かにいっぺんは”本当はお経をデタラメに読んだりしてるんでしょ”とか”お布施の額でお経がかわるんでしょ”とか聞いてくる人がいるのでうんざりする」と読んだ記憶があります。
一時たくさん報道されたバイトテロのように、手を抜いたりふざけたりすることが、何か”その仕事に慣れている”というポーズになると勘違いする人もいるようです。
その手のニュースから連想して、お坊さんもそんな事をしているにちがいないとイメージした架空のお話しではないでしょうか。

2024年10月5日 7:44
{{count}}
有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
このお坊さんを応援する

漢字を見れば意味がわかるが

漢文を音読みしていると、偶然日本語の別の意味に聞こえる場合はあります。
例えば、浄土宗でメロディー付きで唱える阿弥陀仏・観音菩薩・勢至菩薩を褒め讃える内容の「三尊礼」という歌があります。
その三尊礼の中で、おっしゃるような響きに聞こえる箇所があります。
漢字を見れば意味がわかるのでおふざけではないと伝わりますから、法事の際には経本を手にしながら読経を聞いてもらいたいですね。
他には「断除煩悩」というフレーズが音だけ聞くと「男女煩悩」だと思われる可能性があると言う人もいるそうです。
故意に悪ふざけをするお坊さんはいないと思いますが。

2024年10月5日 12:42
{{count}}
有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
常識的な回答でほっとしております。

実は、この話はとある仏教系宗教法人のトップから直接聞いた内容です。冗談ではなかったと思われます。

極めて遺憾なことに、その方は僧侶としてそれなりに活動している人物です。ご本人が葬儀を取り仕切ることはもちろん、多くの寺院とも提携をした上で僧侶の斡旋なども運営されています。直接見ているので間違いありません。

「非難したいワケではない」とは書いたものの、正直なところ当惑しています。

一部の極例にすぎないのか?そうでもないのか?が気になっています。しかし、前述の通りその方は僧侶の派遣を取り仕切っています。実体ベースとして、間接的には後者になってしまうのかもしれません、、。

まだクローズはせず、他の方のご意見もお待ちしています。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ