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お経をあげる意味

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嫁からの質問です
このたび義父の遺骨を合同墓に入れることにしました
遺骨を預ける際にお経をあげず、ただ引き渡すのみというコースを選びました
合同墓を買うのにお金がかかり、お経をあげると更にお金がかかるからです
すると、お金を出していない義姉が、お経をあげて欲しいと言ってきました
何を言っているかわからないお経をあげる意味って何なのですかね?
ちなみに私はクリスチャンです

2023年9月23日 5:20

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

意味

お経は聖書と同じように、仏教の教えが書かれている書物です。
本来は、意味を理解して読む方が良いです。
お経を読んだり聞いたりする行為や、お坊さんやお寺にお布施(寄付やおもてなし)する行為、仏・法(教え)・僧を尊敬する心も修行の一環であり、それをやると心に功徳(善良な癖)がつもり、悟りやすい(成仏しやすい)性格になれます。
そして、功徳は他人とシェアする、回し向けることもできます。
お坊さんはお経を読む功徳を故人や生きとし生けるものに回し向ける願いを込めます。
遺族は、そのお坊さんをお招きしておもてなしし、意味がわからなくても尊敬の念をもってお経を聞いているだけでも功徳が心に積もります。
また、もしかしたら故人もどこかで同じようにお経を聞いたり仏・法・僧を念じて功徳を得ているかもしれません。
ということで、僧、故人、遺族、みんなで功徳を積むという意味がまずあります。
あとは、日本人には死者を恐れ祟りを恐がる文化もあるので、死者に対して「怒らないで安らかに」と慰める、せめてもの慰めの儀式としてお経を上げるという、呪術的な感覚もありますね。

2023年9月23日 7:55
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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何を言っているかわからないお経をあげる意味はありません

お経はお釈迦様が説かれた教えを記録したものです。
お釈迦様の教えは、一面ではとてもシンプルで「悪いことをしてはいけません。良いことをしましょう。心を清らかに保ちましょう」ということです。
たいてい「そんなことは子供でもわかる」と言われますが、実際にそれを実践できている人は極めて稀です。
人はわかっていても出来ないし、たいていは忘れているものです。
お経を読むということは、忘れて出来ていない仏の教えを思い出し、実践できているかどうか反省する機会を持つということです。その思い出すことや反省することが、生命がより良く過ごせるきっかけになるために、お経を読むことは善き行いになるのです。
ですから、何を言ってるかわからないのであれば、思い出すことも反省することもできません。何を言っているのかわからないお経をあげる意味はありません。
では、聞くことができないかもしれない、お経の意味がわからないかもしれない故人様に向かってお経を読むことに意味はないのでしょうか。
お経を読むお坊さんは当然、内容を知っています。お坊さんも生身の人間ですから同じように思い出し、反省をするかもしれません。その場に立ちあう会葬者や霊園の職員さんの中にも、そのお経を聞いて内容を理解し善き行いに結びつくことがあるかもしれません。また、これをきっかけにお経の内容を知ろうと思う人が現れるかもしれません。そうした小さな可能性を取りこぼさずに実践するのも、また善き行いになります。
そもそも、そうした善き行いを実践できる機会を得たのは「故人様のために」というきっかけがあるわけですから、その善き行いには故人様のお力も加わっているわけです。
故人様のおかげで善き行いが実践できた。ということはその可能性をもたらした故人様の生命の有様がすでに善き行いであった。そのことをあらためて確認できた。‥‥という一種の循環関係を「回向」と呼んでも良いかもしれません。
何を言っているかわからない人が何を言っているかわからないままやり過ごしてしまえば、その人にとっては、そのお経をあげる意味はたしかにありません。届いたDMを開封せずに捨てるとの同じです。ですが、DMはだれかに届いてるかもしれませんし、だれかがそのDMを開封して幸福を得ることができるかもしれません。その可能性は常にあるということではないでしょうか。

2023年9月24日 7:45
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有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございました
納骨代金にお経代も含まれていれば良いのにと思いました

「お経・経典の種類、意味、唱え方」問答一覧

お経を聞く意味とは?

初めて質問させていただきます。 なぜ、耳でお経を聞くのでしょうか?文字ではなく、声に出して読まれるのは何故ですか。 それらはどんな効果があるのでしょうか? お経を読んでいただく際の心構えを教えてください。 葬式や法事など…お経を耳に入れる事は、私にとって非日常の事になります。 一つ一つの言葉の意味はわかるようでわかりません、漠然と「最後は仏様のところに行くんだろうな…」と思いながら、葬式の時は故人に思いを馳せ、時には眠気と戦ったりもしてしまいます。 一昨年、祖母が亡くなりました。祖母の葬式の際、父親は最前列で船を漕いでうとうとしていました。 父親は喪主ではありませんでしたが、祖母の一番近いところに住んでいたので、車を出したり通夜でご遺体と過ごしたり、とにかく疲れていたのだと思います。私は、父がお経を聞いている間に休息が取れているなら、安らかに睡眠が取れているなら十分だと微笑ましくなりました。 しかしそれは私の考えであり、実際には父は「早く終わってくれ」と思っているのかもしれません。 ありがたいお言葉を、故人の前で私たちに聞かせてくださっているのは理解ができます。批判の気持ちは全くありません。 聞く人間により、状況によりお経を聞く気持ちがばらばらになっているのも事実だと思います。(もちろん一人一人が違う視点を持った人間なので当然だと思います。) 長い間、この儀式が続いているということはやはり効果があるからで、一言で済むかもしれない(とても失礼なことを言っているのは承知ですが)ことを、長々とお伝えいただくのはやはり意味があってのことなのだと思います。 タイトルに戻るのですが、どのような気持ちでお経を耳に入れたらいいのでしょうか? 正解というのはあるのでしょうか? ・故人のこと、生死について考えさせられる ・安らげる、眠くなる ・だるいと感じる人もいる ・時間的な拘束で、現世から引き離す(?) ・パワーを感じる ・意味を理解し、有り難がる 全てが正解ならば、それはそれで納得します。 母親が先日難病を診断され、近々お葬式をやるかもしれません。こう言っては悪いのかもしれませんが、唯一無二の葬式ですので、後悔のないようにのぞみたいです。 面倒な疑問かもしれません、失礼だったら申し訳ないです。まとまりのない疑問ですが、ご回答頂けますと幸いです。

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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ