回答 1
有り難し 10私は幼い頃から周囲の人間とうまくやることが出来ず、友達がなかなかできません。
自己反省を繰り返し、自分を磨く努力をしましたが一向に改善されませんでした。考え抜いた結果どうしても友達が欲しい、丁重に扱ってもらいたい、人気者になりたいという欲が凄く相手が引いてしまうのが原因だと思いました。
以前と比べればわかりやすくドン引きされることは少なくなりましたが、それでも足元を見られ軽く扱われたり、その後会ってもらえない感じです。
しかしこの欲を自分で制御し、コントロールするのがどうしても難しいのです。30年間ずっとうまく行かず執着のようなものが生まれ、自分で自分を苦しめているような感覚があります。どうすればこういった欲や感情を払いのけれるか、うまく付き合っていけるかのヒントを教えていただければ幸いです。
お坊さんからの回答 1件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人間は誰でも、独りで死んでいくのです。
財産も家族も友人も、死ぬときには捨てていくしかありません。
ですから、友人をつくることにこだわる必要はありません。
また、プライドの煩悩は悩み苦しみの原因になります。
自分の価値や評価を気にするのは、ストレスにつながるのです。
友人を、自分の価値を確かめる道具(アイテム)のように求めるのではなく、一人一人の人格を尊重し、相手の幸せを願うだけにしましょう。
お釈迦様は、自分から弟子や信者を増やそうとしたわけではありませんが、お釈迦様の人格が素晴らしかったため、勝手に人々が集まってきたのです。
あなたも、仏教を学び、人格を向上させ、欲・怒り・怠け・プライドなどの煩悩を制御する能力を磨きましょう。
そうすれば、結果的に、求めなくてもあなたの周りに人が集まってくるかもしれません。
願誉浄史 様
友人を自分の価値を確かめる道具(アイテム)のように求めていると言われハッとしました。
友人を求めているようで、求めていなかったのかもしれません。
アドバイスをいただいて気が付いたのは、友人を求める欲をどうにかしようとするのではなく
視野を多角的に広し、人格を全体的に向上させることを重要視していこうと思います。
仏教を参考の一つとして取り入れさせていただくいい機会になったと思います。ありがとうございました。
