人生で大切にすべきものとは
前回の質問と少し似た部分があるのですが、書かせてください。
私は何日か前に、愛犬を失いました。
私は結婚し、愛犬の元を離れたのち、
家庭よりも、家族よりも、
毎日読書や、勉強することを楽しみに生きて来ました。
なにか一日一歩でも進めるように努力するべきだ、
今まで読んで来た本はそう教えてくれた、
それが自分の生きる正しい道で違いない。
そう思って突き進んでいました。
しかし愛犬を亡くして、頭に雷が落ちました。
自分が抱いていた価値観がまったくひっくり返ってしまったんです。
文学や芸術よりも、近くにあった命の方が、どれだけ、大切だったか。
外の世界になにかを求めて、やすらぎを得られたことはありませんが、
亡くした愛犬は私に計り知れぬ愛情と信頼をくれていました。
私は結婚し、愛犬の元を離れ、愛犬の大切さ、私に与えてくれていたものをすっかり忘れてしまっていました。愚かすぎました。
まわりを愛するために、まず、自分がどう生きるかという勉強、研究に突き進むほどに、本末転倒で、だんだんとおかしくなっていたことに気がつきました。
旦那よりも、家族よりも、本を読んで何かを学ぶことが自分の生きがいだと思って信じていましたが、
そればかりに、重きを置きすぎていました。
そして親よりも誰よりも大きな愛をくれていたあの子を、最後は自分のことに夢中で、あまりまじめに向き合うこともなく、別れてしまいました。
一生、悔やんでも悔やみきれないです。
私は本を読むのが大好きなのですが、
何かに熱中しすぎて大切なものが見えなくなることの恐ろしさに、今回気がつき
そのときにおもったのですが、
お坊さんの考える、人生で本当に大切にすべきものとは、はなんでしょうか。
わかりにくく、回りくどい質問となってしまいましたが
なにかお分かりの部分があれば、お言葉をいただけますと嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
虐待を受けて育ちました。 アダルトチルドレン という性質を持っていると思います。
芸術の才能を持っているひとに嫉妬をいだいてしまいます。男性恐怖症です。とくに、一部の系統の男性(高圧的、乱暴)に強い怒りをいだきます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
生きる上ではバランスが大事ですね
拝
財を貯める事も
知識を貯める事も
ただ集めるだけでは
幸せにならない
それなのに完璧主義な現代人は不安を埋めるため知識とお金、仕事のキャリアなんかをまるでビルを作るような感覚で積み重ね貯めようとします
しかしながら
ビルはいつか崩れてしまい
己の愚かさに気がつきます
その愚かさ教えてくれるのが死なのです
そうした人は
死を隣に感じた時
皆自分が何の為に知識や財産を使えば良いかわからなくなります
何故なら
それを使って他を幸せにする事を本気で考えてなかったからです
自分のことしか考えていなかった人に対し死はどうしても「違うよ」と辛辣な表情を見せます
知識や財を築くの探求に問題があるのではありません
楽しいならばどんどんやるべきです
問題は意識が己だけを見ている事なのですね
犬も家族も他人も自然も全部貴方の命を多面的に幸せにする為大事なのです
例え空気がなくなっただけでも多くの命は絶える
そうした普段気づかない事を
先行く命はありありと教えてくれるのです
自分だけの為も
人の為だけでもない
バランスを求める事です
合掌
質問者からのお礼
自分だけでもなく他人だけでもなくバランスを求めること
やはり自分中心に偏りすぎていたこと
それをあの子の死がきっかけで 気がつきました
よく見聞きする、「自分を愛さなければ他人を愛せない、まずは自分を」という言葉をそのまま丸呑みにしていました
バランスが大切ということ よく噛み締めようと思います
当たり前にあることへの感謝を怠っておりました
色々なことを見て見ぬ振りをしてきたことにも気がつきました
完璧主義というのもよく、当てはまります
己にだけ、意識がいきすぎていました。
本当にそうです。
貴重なお言葉をくださりありがとうございました。
バランスを考えながら、自分だけでなく、身近な命を大切にできるよう努力することにします。