お墓参りの時の失礼な行動について
はじめまして。
早速ですが聞いていただきたいことがございます。
昨日、義祖父のお墓参りに行きました。
主人の気持ちの問題などの事情があり、結婚してから約4年ほど立ってからのお参りでした。あまり慣れていないお墓参りで、なるべく粗相のないように気をつけていたのですが、三点ほど気になる行動をしてしまいました。
一つめは、本堂のお参りをするという作法を知らずに、お墓参りをしてしまったこと。
二つめは、仏花を買い忘れてしまったこと。お墓に着いてすぐに気がつき、主人にお花を買いに行こうと言ったのですが、お墓から車で10~15分程かかるため今回はお花なしでお参りしようという主人の意見に負けてしまいました。
三つめは、これが特に気になるのですが、お墓の掃除をする際に主人がお隣の墓石の台座部分を踏んでしまったことです。隣のお墓とはほぼ隙間がなく、主人は悪気はなくやってしまったようなのです。
気がついたときに慌てて主人に指摘し、足を乗せてしまったところを布巾で払い(石がごつごつしていて布巾で拭くと繊維が引っ掛かってしまうため)、使いきれなかったお線香を一束お供えしお詫びしました。しかし、隣のお墓にしてしまった非礼の正しいお詫びの仕方がわからず、これで良かったのかと不安と申し訳なさでいっぱいです。
親類に相談すれば主人の立場が悪くなってしまうため、恥を承知でこちらに相談いたしました。
長い文章で申し訳ありません。
ご教示頂けましたら幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心配は要りません
三つの点について、いずれも次回から気をつけていただければそれで良いと思います。
祟りとかはありませんのでご案心ください。
お墓は、拝む人間がいて初めてお墓になります。
空を飛ぶ鳥にとってはただの石。
お墓に鳥のフンが当たっていることもありますが、べつに鳥が祟られたりはしないでしょう。
なお、仏教では不注意も煩悩の一種です。
不注意の煩悩(怠けの煩悩)は悩み苦しみや失敗の原因になることがあります。
お墓参りのおかげで、「不注意の煩悩(怠けの煩悩)」に気づかせていただけたのだと思ってはどうでしょうか。
質問者からのお礼
願誉浄史様
ご回答くださり、有り難うございます。
御言葉を拝読し、とても安心いたしました。
不注意が煩悩の一つということ、勉強になりました。
この度のお墓参りを通して気づかせて頂いたのですね。
次回のお墓参りでは失礼のないように注意するのはもちろんのことですが、自身を省みる機会を与えてくださったことにも感謝し、今後の生活に活かしていこうと思います。
願誉浄史様からのご回答は温かく、背筋が伸びる思いです。
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。