子どもがお地蔵様に失礼なことをした
本日、6歳の娘を連れて近所にある先祖代々のお墓にお墓参りに行きました。
帰りに出入り口で手を洗った後、ハンカチを忘れた事に気づいたのですが、なんと、娘があろうことか、六地蔵様の横の小さなお地蔵様(水子地蔵様?と聞いてはいますが正確にはわかりません。地面に近い位置でしゃがんで拝む様な位置にいらっしゃいます)に向かって、笑いながらパッパッと言って、上から手の水を払ってかけるような事をしてしまいました。
ビックリして、その場で、「なんてことをするの!お地蔵様に向かって、そんなことしたらダメ!」と叱ってちゃんと謝りなさいと言って2人で手を合わせてごめんなさいと伝えました。
家に帰る道中も帰ってからも気になって、娘にもどうしてあんな事をしたのかを聞くと、「いつもお水をあげているところだから、そこにお水をぱっぱっとしたら良いと思ったの。ごめんなさい…」ということでした。
娘にはお墓は亡くなった人が静かに休んでいるところだからふざけたりしてはダメだと言うことや、神様仏様に失礼な事をしてはいけない事、水子地蔵様だとしたら、お空に帰ってしまった赤ちゃんを供養しているところだと言うことや、昔はそういう事をしたら罰が当たる(悪いことが起きる)って言われてた事などを伝え、娘も知らなかったとは言え、悪いことをしたという事が伝わり泣いていたので、もう一度一緒に2人でお地蔵様にごめんなさいをしに行きました。
子どもで知らなかったとは言え、私も伝えきれていなかったし、罰が当たるんじゃないかと心配でどうしたら良いのかと思って質問させて頂きました。
しかも、たまたまお墓参りに行く道中に、娘が「大きくなったら赤ちゃん産めるかな、産みたいな」という話をしながら行っていたので、水子地蔵様だったら尚更何ていうことを…と思い、罰当たりなことをしてしまって、ごめんなさいという気持ちと、罰が当たったらどうしようという恐れや心配の気持ちでいっぱいです。
2回目に謝りに行ったときは、娘はとても長い間手を合わせていて、何回もごめんなさいって言ってママに言われたことや赤ちゃん産みたいって思った事とか色々素直に話していたという事でした。
もう、してしまったことなので、謝るしか仕方ないのですが、どういう風に捉えたら良いか教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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親子での時間が、仏法に触れる大切な法縁になったと思っています
お地蔵様を気にかけてくださり、ありがとうございます。
お母さんと一緒に、お墓参りに、お地蔵様参り。なんて可愛らしくて良い子でしょうか。
様子が目に浮かび、微笑ましく思います。
娘さんには、娘さんの想いがあってのこと。
パッパと、水飛沫のように優しくかけてあげたのでしょう。
私はね、親子でのこの時間が、仏法に触れる大切な法縁になったと思っていますよ。母から聞かされる教えは、娘さんにとって、きっと忘れないでしょう。
お地蔵様が、可愛いあなた方 親子のために、この縁を仕向けてくださり、出遇わせてくださったのだと思っています。だから、お地蔵様はもご先祖様も、笑顔で頷いてるおられることでしょうね。
小さな子どもが、手を合わせている姿に、涙が出ます。
大切な心がちゃんと備わっていますよ。
お母さん、お子さんを良い子に育てているわね。
大丈夫です
お地蔵様への尊敬の念をお子さんに教えてくださり、ありがとうございます。
ただし、怒りや恐怖や不安は抱かないでください。
大丈夫です。
お子さんの行為は気にする必要はありませんので、安心してください。
仏像は仏様をイメージして尊敬するための媒体(道具)であって、仏像自体は仏様ご本人ではありません。
また、仏像を破損させたのであれば弁償等が必要な可能性もありますが、屋外にあるお地蔵様は元々雨ざらしだし、鳥の糞が当たることもあるので、水をかけたくらいでは破損しません。
怒りや恐怖は悩み苦しみストレスの原因となる煩悩です。
幼い子供の悪気のない行為に感情的になるとストレスの原因になります。
慈悲の心を持つお地蔵様は気にしておられないはず。
罰を当てる等も、慈悲を説く仏様や菩薩様(仏の見習い)にはありません。
まぁ、6歳のお子さんに難しい話は通じないでしょう。
お地蔵様を水浴び(沐浴)させる場面を想像すると、手でパッパと雑に水をかけるのではなく、柄杓等で水をかけてあげる方が良いでしょうから、お子さんには、お地蔵様を人間に見立てて扱うように(自分がされたら嫌な水のかけ方は避けるように)、優しく笑顔で教えてあげましょう。
これから子どもが過ちを犯しても仏様を盾にしないこと
みよさん、子どものお地蔵さんに対する懺悔はもう受け取りました 子どもも良くわかったと思いましたので、これ以上責めるのを止めて下さい 仏様は皆さんに罰を与えません 何をされても只単に皆さんと共に歩んでいく存在です ですから、今後、何かあなたや家族に悪いことが起きてもお地蔵さんや仏様の罰ではありません そんなことを言う僧侶や占い師は信じないでください
あなたが今後、子どもを躾るときも仏様やお地蔵さんを傘に怒らずに何が悪かったか論理、理由を説明してください 子どもはあなたを頼りに生きて行くしかありません あなたが子どもの味方になれるような存在であってください
子どものドキドキはあなたがいるからなのですよ
質問者からのお礼
願誉浄史様
早々に回答頂いてありがとうございます。そして、論理的な説明と、大丈夫ですと言い切って頂いた事で安心しました。そうなんです、私が怖いという気持ちがあって笑顔で教えてあげられる余裕のない状態になってしまって(これは人から人へ伝聞で『罰が当たるよ!!』と伝えられてきたことによるものだと思いますが)…きっと人が人を簡単に制するには、罰が当たる!と教えた方がコントロールしやすかったのかもしれませんが、どこかに怖い気持ちが残っていて…でも、慈悲の心という言葉や頂いた回答で、そんな風に思わなくて大丈夫なんだなと思えて安心しました。ありがとうございました。
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中田三恵様
いつも温かくて安心する寄り添った回答をありがとうございます。ホッとします。私がホッとしたように、私も子どもにこんな風にホッとするような回答をしてあげられたら良いのになぁなんて思います。自分が、しまった…やってしまった…とか、怖いとか不安って思って聞いたことに対して、私たち親子の姿が微笑ましいよとか良い子に育てているねなんて声をかけて頂けたことに涙が出そうです。私の心配をよそに、お地蔵様やご先祖様が笑顔で頷いてらっしゃるでしょうねと言って頂いて、あぁきっと仏様とかお地蔵様はもし間違ってしまっても、こんな風に、温かく見て下さってるのかなという縮図のように感じられて、ふわっと心が温かく緩みました。ありがとうございました。私自身がこんな風に、ふわっと緩んだ状態で娘にもホッとさせてあげられるようになれたら良いなと思いました。
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大鐵様
質問に答えて下さってありがとうございました。確かに今回は、私自身が子供の頃から『なぜダメなのかは分からないけど、ずっと昔からそう言われてるからしてはダメ』(15時以降のお墓参りはダメ、お墓で転ぶとダメ等々と同じ様な類のもの)と言われてきたり、上の代の人もきっと何故かは説明できないけど、罰が当たると言った言い方で伝えてきたことの『怖い…』みたいな部分と大事な子どもに何かあったら…みたいな気持ちが合わさってしまったところも大きかったので、子どもの味方でいられるような伝え方にできたらなぁと思うとともに、私の中の怖い…という部分に関しては、罰が当たる等はありませんと言って頂いて安心しました。ありがとうございました。