苦渋の選択
目の前に二つの選択肢があります。
どちらを選んでも酷いダメージを受け、自分にとって望ましくありません。
どちらかを選ぶ必要性に迫られています。希望はありません。
どちらも選択したくない時、どうすれば良いのでしょうか?
抽象的ですがアドバイスを頂ければ嬉しく思います。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
選ばされるのでなく選んでやる
どちらを選んでも後悔もあるでしょうし、困難が待ち受けているのでしょう。
大事なことは、「どちらを選ぶか」ではなく「どういう態度で選ぶか」ではないでしょうか。
どちらがよりダメージが少ないか、どちらの選択がより自分にとって都合がよいかを考えて選ぶならば、結局は選んだあとの状況に振り回されビクビクオドオドすることになります。
そうでなく、「たとえどんな困難であろうとも私はこの道を選ぼう」というあなたの主体的な態度がその選択を有意義なものとするのではないでしょうか。
それは輝かしい未来が待っているという意味でなく、あなた自身が強くなるという意味においてです。
4つの捉え方
ヒカリさん、はじめまして。質問を拝読しました。
ヒカリさんには目の前に二つの選択肢があり、どちらを選んでも酷いダメージを受けてしまうのですね。でも、どちらかを選ばなくてはいけない状況なのですね。
物事の選択には4つの捉え方があります。
win-win どちらにも利益があり納得できる
win-lose 自分に利益があるが、相手は損をする
lose-win 自分がわざと負けることで、あいてを勝たせる
lose-lose どちらにも利益がない
もっとも良いのはwin-winであることは明白です。ヒカリさんの場合はlose-winでしょうか。あるいはlose-loseでしょうか。
どうしてもwin-winにならない場合はNo deal(取引しない)を選ぶこともできます。
どの選択肢をとるにしても、自分が主体的に選ぶことが大事だと思います。どの選択をしても相手のせいにしない心持ちが必要です。覚悟と言ってもいいと思います。