hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

弟子として

回答数回答 2
有り難し有り難し 21

やりたいことについて学ぶために初めて地方に来て、学ぶことと生活のためのアルバイトをしています。

お坊さんたちにも師弟関係があると思います。
私にも今、師匠がいます。
とても信頼していて、尊敬する人物です。

ですが、とても迷惑をかけてしまっています。
こちらに来てから、うまくいかないことなどあり、精神的に悪い状態になってしまいました。
くだらないことで悩んだり泣いたり死んでしまいたいと思うようになりました。
学生の頃はいつでも友だちと雑談等でき、落ち込んでもそのうち自然と元に戻れていたのでとても良い環境だったのだと気付きました。

好きなことを仕事にすることに近づいているはずなのに、ひとりで泣いている時間が多くて情けなく、弱くて、だらしないと思います。とても寂しいです。

元のようにいつもどおり、好きなことをもっと知りたい、と仕事をできる時もあります。
ですが、またふとしたきっかけで死にたいとまで落ち込んでしまいます。自分でもその起伏に疲れてしまいます。
やることがあるのに、やれなくなりうんざりします。
そのまま仕事をしてみても、頭で悪いことばかり考えてしまい、涙が出てきます。
そういう風になることで、またどんどん嫌な気持ちになります。

師匠にも相談に乗ってもらっていますが、結局またダメになってしまい申し訳ないです。
忙しい時に相談しようとしたり、泣いてしまったりしてとても迷惑と負担をかけてしまっています。
一度、死にたいと話してしまったときも苦しく感じられているようでした。
置いてもらっていることだけでも、本当に感謝していますし、役に立ちたい、元気な状態で関わりたいです。

これ以上迷惑をかけたくありません。
こんな状態でいるのなら辞めた方がいいのでしょうか。
居ても邪魔になります。
本当は辞めたくないですが、それ以外に方法がわかりません。

寂しくなったり、不安になったり、話したくなったりをどうすれば自分だけで解決できますか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

【引導】渡されたっけ?

「お前にはもう無理だ、荷物をまとめて帰りなさい。」
なーんてお師匠様が根を上げるまで、お世話になってもいいんじゃないかなー?
お師匠様のほうも、一度あなたを丸ごと引き受けた以上、弟子から面倒をかけられる事についてはきっとそれなりの覚悟があるはずです。それをあなたの側から勝手に切り上げていくというのは、むしろその方がご無礼でご迷惑なのかもしれませんよ?

引導をまだ渡されていないということは、お師匠様はまだまだあなたには見込みがあるとお考えなのでしょうし、面倒を見る気もあるのでしょう。
お師匠様を信じて、どこまでも付いていきましょうよ。

{{count}}
有り難し
おきもち

【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談して...
このお坊さんを応援する

受け身の状態をできるだけつくらない

多くの人の中で生活していると、受け身のままでいてもそれほど苦になりません。
常に誰かが自分に言葉や注意を投げかけてくれるからです。自分が受け身のまま生活していることにも気づかずに過ごしてしまうこともままあります。
ところが、周囲の人が極端に少ない環境になったり、限られた場面でしか他の人との交流がない状況になると、これまで先方から注がれていた言葉や注意が急に途絶えてしまうので、これまでの刺激に慣れていた神経は一種のパニックになります。エンドレスで流れていたイヤホンの音楽が急に切れてしまった時の「え?あれ?どうしたの?」という気持ちと似ています。
そういう時に、神経は以前に受け取った刺激を反芻して無刺激の状態から逃れようとします。その場合、より刺激の強い「苦しかったこと」や「悲しかったこと」を思いだしてしまいがちです。より強い刺激で、今の不安定さをかき消してしまいたいのです。虫に刺されたかゆみから逃れるために、ガリガリとかきむしってしまうのと似ています。
今、しょうとさんが「悪いこと」をついつい思ってしまうのは、神経への無刺激から逃れるための反応です。多くの場合、本当に「悪いこと」が起こっていたり、起こりつつあるわけではありません。ほとんどの場合は妄想にすぎません。
神経への無刺激が解決されれば、妄想も出番がなくなってきます。そのためには、できるだけ受け身の状態を少なくすることではないでしょうか。
誰かが何かを教えてくれたり、何か良いことが起こったり、誰かが声をかけてくれるのを待っているのではなく、自分からもっと知りたいとか、表現したいという場面を生活の中で意識して作っていかれてはどうでしょうか。

{{count}}
有り難し
おきもち

新潟県上越市、龍興山宗恩寺住職。
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

転落院さま
お忙しい中、回答いただきありがとうございます。
自分の気持ちばかりに気がいっていたのかもしれないと気づきました。
尊敬している師匠にしっかりついていこうと思います。

百日鬼さま
お忙しいところ、回答いただきありがとうございます。
今まで知らなかった考え方を教えてくださりありがとうございます。刺激を求めているだけだと思えば、嫌な考えから気をそらせるかもしれないと思いました。

お二人のおかげで意識を変えていくきっかけになるかもしれないと感じています。
思いきって質問してみて良かったです。
へこたれそうになったときは、回答を見直して励みにしようと思います。
本当にありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ