皆さんは。
お坊さんの皆さんは、人生を、日々を、どのようなモチベーションで生きていますか?
死ぬことは怖いですか?
私は、思います。世の中や人はとても儚いものだと。その儚さを、どう前向きにとらえればいいよいでしょうか。
命の終わり方は、いろいろあって、
自分もいつかはなくなるんだと。
時々不安になります。私は、リタイアせずにゴールまでいきることができるのか。
私は、シャボン玉くらい心が脆いです。
だから、生と死が隣り合わせのこの世界でこんな自分はこのままやっていけるのだうか。
私の周りの友達のように、生きることに関してあまり重度には考えず、無関心で無意識に生きて、勉強に集中したい。
考え過ぎだよ。
暇なんだね。
悩むことは悪いことじゃない。
みんなそうだよ。
その言葉に私は少なからず傷ついてきました。
私の考えてることは間違ってるのか。悪いことなのか。
事実から論理立てて考えて出した私の考えは、そう簡単には覆せないと心では思ってます。例えば、生まれてこなければよかったとか。(理由を話せば長くなるので)でも、誰か、私を覆す人がいないかなと探してます。めんどくさいですよね、こんな人。
そういう自分が嫌なんです。
このままではさらにエスカレートしていってしまいます。
いつか、悩んで泣いた時間が役に立つときが来ればいいなと思っていますが、それはまだ先の話で、とりあえず今、何かがずっと辛いんです。
生き方、道標を教えてください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
他人様の喜ぶ顔、声、相。
人間は、宇宙的にいえば、ごく短い間しか生きはしないのだ。
つかの間の人生なら、なるべく楽しく暮らしたほうがいい。
それでは、人は何が一番楽しいんだろう。何が一番うれしいんだろう。
その答えが「よろこばせごっこ」だった。
アンパンマンの作者・やなせたかし氏の言葉です。
僕も若い頃、あなたのようにずいぶん悩んだよ。考えすぎ?暇?いやいや。かっこよく言えば《哲学》していたんだ。哲学する中でどっぷり【ニヒリズム】という落とし穴にもはまり込んで、死ぬほどもがき苦しんだよ。ちょうど今のあなたのようにね。しかし、自分の人生のモチベーションが、やなせ氏と同じ「よろこばせごっこ」なんだと悟った時、少なくとも生涯をかけて向かうべき方向は定まったかな。もちろん死ぬことは怖いが、これを知って死ぬのと知らずに死ぬのとでは、きっと結果が違ってくることだろう。知らんけどな。
日々の生活をしっかり生きることが良き死に繋がります
私も若いころはいろいろ思い悩んだものです。自殺まで何度も考えました。今思うことは、日々の生活をしっかりすれば、自ずと死は訪れるということです。逆に言えば、死を意識することで、それまでの生の濃度を高めるということです。早逝の人の人生は非常に濃いじゃないですか。そういうものです。ただのんべんだらりと生きている人よりもずっと思い悩んで道を切り開く人のほうが良いと思いますよ。死は恐くないといえば、嘘になりますが、極楽に往生したいと私は願いますね。その安心感から生も充実してくるというのが念仏の良いところだと思います。
いけらば念仏の功つもり死なば浄土に参りなん
とてもかくてもこの身には重いわずろうことぞなき。
と法然上人の二世安楽の御法語にある通りですね。
質問者からのお礼
お返事ありがとうございました。
お言葉は心にすっと入ってきました。
何度も見返して、前向きになろうと思います。m(_ _)m