地獄に堕ちるのは、どんな人ですか?
地獄に堕ちる人というのは、どんな人ですか?
私は虫を殺してしまったことがたくさんあります。人をたくさん傷付けたと思います。
私は地獄に堕ちてしまうのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
地獄には堕ちません。
地獄とは、
どんなところでしょうか?
炎の山、針の山、
いろいろな責め苦を
与える場所が地獄です。
与えるというのは
違うと思います。
自分で向かうんですよ。
閻魔さまが裁くのではなく、
同じような仲間がいる場所に、
自分で向かうのです。
たまたま同じ人たちが
同じような場所に行く。
そこが地獄なだけです。
仏さまのような人が
行く場所が仏界。
喧嘩ばかりしている人が
いくのが修羅、
人はさて置いて自分のことばかり、
欲をかいている人が
集まるのが餓鬼ですよ。
この娑婆世界は
きれいごとでは済まされない、
命をいただき、
命を奪わないと、
自らの命を守れません。
仕方がないことです。
感謝の気持ちをもち、
ありがたく命をいただく、
血を吸う蚊は
止むを得ずその命を
奪わざるをえないのです。
お詫びする。
素直に感謝の念をもち、
前向きに生きたら、
絶対に地獄へは
行きませんよ。
何故なら、そんな人が行く場所
ではないからです。
仲間もいませんよ。
界とは仲間、集まりです。
あなたは地獄に行く、
仲間ではありません。
何故らなら貴方は、
優しい人だからです。
ご多幸を祈念しています。
真言宗ですが
地獄天国は心にあるというようなことを弘法大師空海が
「秘蔵宝鑰」(ひぞうほうやく)という本に書かれていましたよ。
反省しない人、地獄のような結果が出ているのに、行動を変えない人。
これを地獄というのではないでしょうか。
お釈迦さんに父親を殺した王が、心因性の病気になり問いました。
「私はやってはいけないことをした。もはや地獄はまぬがれない。この苦しみから逃れる術はない。」
お釈迦様はこう答え励ましました。
「必ず地獄に落ちると決まったものではない、常に上を目指しなさい」と、
言っていましたよ。この王は地獄に落ちなかったというお経だったと思います。
悲観せず、失敗から学び、ちいさな善を積んでいく。
それが救いであり、そこが仏教なのだと思います。
あなたは反省しました。
大丈夫ですよ。
大丈夫。
地獄必定の我ら
地獄に落ちるのは当たり前のことと私の頂いている仏教では教えています。地獄の様子や地獄に落ちる様子については『往生要集』が詳しいですが、手元にないので、書いてあるということだけお伝えしておきます。私の頂いている教えは「地獄必定」必ず地獄に落ちる身であるからこそ、念仏して極楽に行きましょうという教えなものですから。悪いことをすれば、当然因果応報で、閻魔様の裁きを受けるまでもなく、地獄に落ちます。ただ、虫を殺すのは無益な殺生ではない限り、五戒の不殺生戒ですが、認められるでしょう。人を口で?傷つけるのも、十善戒の不悪口が、それに該当しますが、五戒も十善戒も在家の努力目標にすぎませんから、それで地獄に落ちるということはないでしょう。
質問者からのお礼
お礼が遅くなり、大変申し訳ございません。
様々な解釈があるのですね、教えてくださってありがとうございます。
地獄に行かないよう、普段から言動には心がけて生活しようと思います。