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浄焼の仕方

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

古いお札を自宅の庭で浄焼してもいいみたいなのですが、方法を教えていただけませんか?
焚き火台で普通に焼けばいいのでしょうか?

よろしくねがいいたします。

よろしくねがいいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お札は、本来はただの物体

お札はただの物体です。
だから本来は、燃やし方のルールなどは必要ありません。
儀式儀礼や迷信への執着は煩悩(悩み苦しみの原因)です。
セレモニー(儀式)は、やりたいからやるのは良いですが、絶対にやらなきゃならないというものではありません。
お札を大切に扱うという「儀式儀礼」もその一つ。
誕生日にロウソクの火を吹き消すのと同じレベルで、やりたいならやればよい、やらなくても誕生日は迎えられる、という程度のものです。
人は恐れる必要のないものを恐れてしまう。だから僧侶が儀式儀礼を使って人々の不安や恐れを「痛いの痛いの飛んでいけー!」する。
「怖がらなくて良いんだよ」という思いで発行されたお札(持っていて安心できるなら悪いものではない)。
なのに、そのお札の扱いについて新たな恐怖を生んでしまうのは、本末転倒だなぁと、私は思います。
これは、私たち僧侶にも責任がありますね。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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お礼参りに行かれては?

 そのお札を頂いた所へ、一年経ってお返しすると、大概はお焚き上げして下さると思います。そして「お陰様で、一年ありがとうございました」とお参りする。お礼参りをお勧めします。
 どうしても自宅で、というならば、「焚き火台か焼却炉か」という道具の問題より、その心持ちが大切だと思います。

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有り難し
おきもち

一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊...
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質問者からのお礼

心が軽くなりました、お返事ありがとうございました。

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