hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

新型コロナウイルス

回答数回答 3
有り難し有り難し 57

中国で武漢を中心に新型肺炎が流行っていますが、これから春節になるので恐らくさらに感染拡大するでしょう。日本にも中国人が多数来るので、日本人が感染するのも時間の問題かも知れません。私は昨年12月に大連に行きましたが、あのタイミングで行ったのは良かったです。
中国は好きなのでまた旅行に行きたいですが、しばらく様子を見て病気が終息してから行きたいです。あのような病気がまた前のSARSのようにパンデミックを起こし、日本や中国のみでなく世界的に広まるのではないかと非常に心配ですが、私は神経質になりすぎでしょうか?


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

新型コロナより怖い【無知】

"非常に心配ですが、私は神経質になりすぎでしょうか?"
そんなことはないでしょう。
新型コロナウイルスは、どうやらヒトからヒトへ感染し、死亡例もあるようですから、誰もがいのちを守る事を最優先に考えるべきだと思います。あなたの危惧するように、もしかすると世界中に爆発的に感染が拡大していく可能性も十分にあると思います。

しかしながら、パンデミックと同じくらい努々注意しなくてはならないのが、<無知>による間違いかなぁと思います。正しい情報、正しい知識をもとに様々な事を判断しないと、差別をはじめ様々なよからぬ大間違いを犯すおそれがあります。何年か前に、修学旅行帰りの高校生が発熱し、SARSの疑いをかけられ空港で足止めを食らっていましたが、結局SARSではないと診断され、校長だったか教頭だったが膝から崩れ落ちて大泣きするというシーンの報道があったと思うのですが、あの加熱報道を見ていると、何にも悪いことをしていない高校生や修学旅行に行った学校がなんだか非国民かのように扱われているようで、なんだかすごく気の毒で仕方がなかった覚えがあります。

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
【公認心理師】 【レンタルお坊さん】活動中。 とりあえず何でも相談してください。 でも、悪い事とやりたくないことはやりません。 https://www.facebook.com/rental.monk rental_monk hasunoha.tenrakuin@gmail.com
平日は夜間のみ対応可能。

事実は自分に起こる事実 情報は起こってない事を頭で起こす思い

インフルエンザかと思ったらただの風邪でした。
風邪という名のいまだによくわかっていない、自分の体に合わない物質が入り込んで起こったアレルギー反応というものがあります。
事実の上では発熱、せき、ノドの腫れ、オカン…。
頭の中ではインフルエンザじゃないか?インフルエンザじゃないか?
すると今度は子供がインフルに。
うつるんじゃないかなぁ?
うつるんじゃないかなぁ?
うつりませんでした。
マンガや映画でも感染拡大系の恐怖系作品がありますが、実はウィルス感染よりもそっちの脳内感染の方が恐怖心をあおる上では怖かったりしますよね。
事実確認、ファクトフルネス、情報ではない現実の実際が「今」どうか。
感染していない人は感染していません。
病気には「病気の症状・病痛」と「病苦」というものがあります。
体が病気という事実であることと、病気を厭う心の方の病みとは別物です。
心が煩悩や不安や恐怖や心配というウィルスに感染しないことは大事です。
もし、感染してしまったら?
治せるものは治ります。
体の命という私たちの意思とは無関係な働きの不思議さと、いまだよく知られていない未知なる生命、ウィルス。
不思議なことに私たちの願いや思いとは無関係な動きをしている現実があります。
そこを見極めることで仏教でいう病気の苦しみ病苦からの解脱の方法が見いだされます。
やだやだやだと健康でも心病む人もあれば、
いずれ死にゆく身でありながらも、今日の今を心健やかに生きる人もあり。

{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

病気が具体的に発見できる医療の進歩

 私もパンデミックは怖いです。しかし、一昔前なら原因不明の病気、疫病、またまた鬼と原因が分からず人々を右往左往させましたが、現代は医療の進歩でここまで具体的に病名が解明出来ることは非常に素晴らしいことです。
 その上で我々が出来ることは噂をイタズラに信じない。専門家が唱えた予防方法を実践する。規則正しい生活をしてストレスを溜めない。中国国民に対して差別や偏見、誤解をしない。だからこそ正しく知識を取り入れる。
 東日本大震災のとき、原発の放射能が漏れたとき、どれだけ世界各国からあらぬ噂と偏見が飛び交ったか経験していると思います。その教訓を生かすためにも正しく知識を取り入れ判断してください。

{{count}}
有り難し
おきもち

目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

質問者からのお礼

皆さん丁寧なご返事ありがとうございました。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ