回答 2
有り難し 24私は、死後の世界(地獄)に行く事が怖くなり、仏教に巡り合いました。
しかし、私は、昔から疑心暗鬼に
なってしまう性格なので、仏教の教えにも疑いを示すことが、度々ありました。
そこからなのか、私は、神仏の皆様に、大変心無い言葉を思い浮かべたり、素晴らしい「南無阿弥陀仏」を罵倒するような事をおもったり、神社などに行くと、爆発が起こるような不謹慎極まりない、
残酷な妄想をしてしまいます。
もちろん、失礼な事をしてしまった自覚はあるので、思い浮かべたら、仏壇や、神棚に向かって懺悔をして、前を向こうとするのですが、その懺悔をした後でも、思い浮かべてしまったりして抑え込めないようになりました。
もちろん辞めたくて、自分にこれ以上したら地獄に落ちるぞと、言い聞かせているのですが、ふとした時に思い浮かべてしまいます。
毎日毎日同じような罪を犯してしまう自分は、愚かで、自分に甘すぎるといつも思います。
もうこうなってしまったので、
確実に地獄に落ちてしまうことを
考えると、日常生活どころでは、
なくなりました。
いつもこんな自分の心に落胆し、
絶望しています。
こんな私は、助かるのでしょうか？
どうすれば、こんな心を制御できるのでしょうか？
大変烏滸がましいですが、こんな私に助言を頂けないでしょうか？
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
『仏説無量寿経』「四十八願文」のうち「第十八願」は、
【設我得佛 十方衆生 至心信樂 欲生我國 乃至十念 若不生者 不取正覺 唯除五逆誹謗正法】（たとい我、仏を得んに、十方衆生、心を至し信楽して我が国に生まれんと欲うて、乃至十念せん。もし生まれずは、正覚を取らじ。唯五逆と正法を誹謗せんをば除く）とある。
中国の善導大師は、これを換骨奪胎して、
【若我成仏 十方衆生 願生我国 称我名字 下至十声 乗我願力 若不生者 不取正覚。】（もしわれ成仏せんに、十方の衆生、わが国に生ぜんと願じて、わが名字を称すること、下十声に至るまで、 わが願力に乗じて、もし生ぜずは、正覚を取らじ）とし、以後これに手を加えることを禁じています。このアップデートされた文言を「本願加減之文」といいます。違いはなんとなくわかるかな？
乱暴な言い方をすれば、『仏説無量寿経』では＜誠心誠意念ずる事＞と＜例外事項＞の但し書きがあるが、「本願加減之文」では念仏という行為を謳っているだけで、その心構えや例外事項はカットされています。
だから、心配しないで。
仏教は長い歴史の中で、どうしても仏教に疑念を持ってしまったり、悪行を改め切れなかったりする事もちゃんと想定されており、ちゃあんとあなたも漏らすことのないよう、アップデートされている。
”素晴らしい「南無阿弥陀仏」”
うん、そうだね。とりあえず、ウソっぱちでもうわべだけでもいいや。まずは「なむあみだぶつ」と声に出して称える行為そのものを維持していこうね。
明治大正にかけて活躍した弁栄上人という方がいらっしゃいました。様々な宗派のお坊さんや、キリスト教の牧師さんにまでがお弟子になったほど、悟りの深かった人です。
その方の高弟に笹本戒浄上人という方がいらっしゃいます。
でも笹本上人。最初の頃は念仏を始めるたびに「このデクノボウ！」という言葉が阿弥陀様に向かって出て来てしまい、そのたびに懺悔しながら念仏していたそうですよ。
どんなネガティヴな想いが出て来ても、居直ることなく、それ以上の懺悔があれば、かえって悟りは深くなります。
これ、仏教の基本だから大丈夫ですよ。
良かったら、その内、京都三条京阪にある道場に念仏しに来て下さいね。歓迎します。
遠藤喨及さん、転落院さん
丁寧にご回答してくださり本当にありがとうございました。
お2人の回答を見て、安心することが出来ました。
これからも念仏を欠かさずに
生きていきたいと思います。
本当にありがとうございました！
