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父の死が受け入れられない

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昨年1月末に父が具合が悪くなり、救急搬送され、10ヶ月間入院の末に亡くなりました。毎日毎日お見舞いに通い、父の様子を見てました。もし、寝たきりになってしまっても必ず家に連れて帰ろうと思っていました。しかし、大学病院で薬浸けになり、状態が悪化していきました。父は、このままではモルモットになると何度も私に訴えてました。先生にも何度も面会し色々お願いしましたが、その後転院した先で亡くなりました。亡くなる数ヶ月前からは何も食べてはいけなくなり…高熱が続いたり、足も壊疽になってしまったり本当に本当に痛い思いをさせてしまいました。何故、あの時に病院を変えてあげれなかったんだろう、もっと父の為に私が出来たことがあったはずなのに。父に謝っても謝りきれない本当に申し訳ない気持ちでいっぱいで。父の側に行きたいのです。父は、足も不自由だったので、父の手伝いがしたいのです。父と一緒にいたいのです。今は母と犬と3人ですが、離れて住む弟がいます。でも、父には私しかいないと思うのです。生きているのが辛くて、長い文章ですみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの純粋な祈りは必ず届きます

初めまして、今日は。

私も、かけがえのない妻を30代で看取りました。当時、残業ばかりの日々で異変に気付いた時は手遅れでした。

自分自身を追い込み絞め殺したい程、当時は苦しみましたが、幾ばくもない残された日をどう過ごしたら一番良いのか・・必死に考え、毎日子ども達と一緒に病院を訪れました。次第に言葉も意思疎通も出来なくなりましたが、数回いつも通り話しかけていると涙を流していた事がありました。

きっと、お父様もあなたの想いなどをしっかりとキャッチされていたと思います。そして、今あなたの心にお父様の霊魂が入って一緒にこの、二度とない今と言う瞬間を生きています。

あなたのお父様に対する想いやこうしたかった・・と言う願いも、祈りと一緒に届いています。お互いが”命の時間”を共に過ごして、共感して、思い切り泣いて・・もう、大丈夫!そう思った時に、それぞれが新たな道を歩み出すのだと私は亡き妻から気づきを与えて頂けました。

お仏壇とは、此岸(この世)と彼岸(あの世)を繋ぐ電話だとも思います。手を合わせれば・・大切な人やご先祖様が隣に現れ、祈る姿を微笑んで応えてくれるのだとも思います。

我慢せずに、今は思い切り泣いて・・そうして、笑顔に戻ってください。お父様もあなたが悲しむ姿を望んではいません。笑顔で日々を過ごす事こそ、ご供養であり亡き人々の願いです。

私たちも、いつかは彼岸に渡ります。その時に、沢山作った心の想い出のアルバムを開いて、お父様と手を取り合ってお伝えしてください。いつか、私もそうしたいと日々、有難く過ごしております。

頑張らず、無理をせず、心を捕らわれずに、ほどほどで・・あなたはあなたらしくお父様との想い出を心に秘めて笑顔で人生と言う冒険旅行を歩んでください。

苦しい時、辛い時はいつでもここに来てください。

合掌

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有り難し
おきもち

永寛
皆様、初めまして。ストレスの多い現代・・お寺とはご葬儀や法事のみではなく、...
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質問者からのお礼

お忙しい中、本当に温かいお話をありがとうございました。本当に悲しくて悲しくて、人に会ったり仕事では普通にしていますが、本当に悲しくて。でも、温かいお話が本当に心に届きました。また、お話をさせて頂けたらと思っております
本当にありがとうございました。

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