母を無縁仏にしたくありません
初めまして。現在私は父と妹と三人暮らしをしています。母は生活保護を受けて一人暮らしをしていました。母には父と姉、弟がおり祖父と叔父は同居しています
私の両親は離婚しており、私と妹は母の浪費癖と色々なもめごとが原因で数年前に母と絶縁していました。
最近、祖父から母が病死したとの連絡がありましたが母方の方たちも引き取れず、私も父と同居しているので市役所に委託して無縁仏として埋葬することに決まりました。
母の最期は、インフルエンザを発症し救急車を呼んだが軽度ということで入院できず、所持金もなかったので栄養が取れず衰弱死して一か月ほど経っていたそうです。
本当は病院側の対応に憤りを感じましたが、ここで終わらなかったらもっと切ない最期になったかもしれない。悲しい最期ではあるけれど自ら命を絶たずに済んだと思うようにしていますが、それでも割り切れないところがあります。
負担は覚悟で母の傍にいればよかったのか、2人暮らしも悪くなかったんじゃないかと思うたびに後悔の念が押し寄せます。
生前がどうであれ、今の私の気持ちは絶縁したことを謝りたい。母は祖母との時間を求めていたが、経済的事情もあり母と同じように周りから距離を置かれて最後は自ら命を絶ちました。せめて無縁仏ではなく祖母のお墓に入ってほしいです。
どうか、最後の親孝行の為の助言をいただきたいです。よろしくおねがいします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お母さまは感謝してますよ。
いままでいろいろなことが、
あったことでしょう。
お母さまに対するいろいろな
想いが走馬灯のように、
頭の中をぐるぐると、
去来しているのではないかと、
想像します。
お母さまをあなたは許された、
受け入れたんです。
お母さまももう十分に、
あなたの気持ちを、
受け止めていらっしゃいますよ。
大丈夫。
親子とはそういうものです。
最高の親孝行とは、
なんでしょうか?
あなたがあなたの人生を
精一杯生きることです。
あなたが笑顔で、
幸せでいることです。
お母さまがお好きだったものを、
たまにタンスの上にでも上げて、
目を瞑り、
静かにお母さまを想って、
手を合わせてください。
気持ちが済んだら、
差し上げたものを、
お下がりして、
有り難くいただいてください。
特にお仏壇も、
お位牌も入りません。
あなたがお母さまを
想う時、
お母さまは目の前に
いらっしゃいます。
大丈夫!
もし、無縁仏は寂しいと
いうことでしたら、
愚僧に御一報ください。
御縁ですから、
拙寺の永代供養合祀墓に、
お迎えいたしますよ。
特段の配慮を致します。
お母さまを想う心に、
感銘を受けました。
どうかお幸せに!
質問者からのお礼
読んでいたら安心というか、救われたような気がしました。暖かいお言葉ありがとうございます。教わった通りに生前好きだったものをお供えして手を合わせると近くにいるような安心感を感じると同時に涙が止まりませんでした。
生前の行動も、孤独の寂しさを紛らわせるためだったと思うと様々な縁が集まる無縁仏に入る母はもう寂しがることもないかなとポジティブに捉えることができそうです。
絶縁してもなお私たちの思い出を大切に持っていてくれて母親の優しさと愛情を感じ、これからは母にできなかった分、家族に尽くし幸せにいられるよう心がけます。
優しいお言葉、本当にありがとうございました。