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中絶を迷っています。

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既に子どもが女の子1人男の子2人いて満足しており、もう子どもはいらないと思っていたのに、たまたま避妊してくれなかった時に妊娠してしまいました…。妊娠7週目です。
12週過ぎると死産届けを出さないといけなくなるので、中絶するならそれまでにしようと思っています。

中絶したい理由は、
・今でさえ忙しくて大変なのに、これ以上大変になること
・今いる子ども達に一人一人にかけてあげられる教育資金が減ること
・3人ともまだ甘えたい時期で、抱っこで揉めたり、誰がママの横に座るか喧嘩になるのに、赤ちゃんが産まれたら、尚更甘えられなくなること
・家の部屋数もないので、大きくなったら同部屋になってかわいそう
・自分にかけるお金も時間もなくなる
・子ども4人いる人を特に羨ましいと思ったこともない
・女の子だったらまだいいけど、男の子はもう勘弁
・また一から…と考えただけで疲れる
・洗濯物も今でさえ多いのにこれ以上増える等
現実的に将来のお金のことも考えると中絶するのが賢い選択なのかなと思います。

でも旦那と話し合って、いざ堕ろすって決めた時、胸が苦しくなって泣いてしまいました。
買い物中に、お腹の大きい妊婦さんを見た時、なぜか嫌な気持ちになってしまいました。
旦那は全部俺が悪い、申し訳ない、私に任せると言っています。

堕ろすのが悲しいから産むってどうなんですか?
望んでなかったのに産むってどうなんですか?
堕ろしたら、運気も下がりそうです。
4人子どもがいる家族を見る度に嫌な気持ち、悲しい気持ちになりそうです。
子どもが成長する度に、4人目がいたらどうなってたかなって思い続けそうです。
きっと意味があって授かったのに、堕ろしていいのか分かりません。
高いお金を払って中絶手術で体を傷つけるのも嫌だなと思います。

本当にどうしたらいいか分かりません。周りに相談もできません。どうしたらいいですか?意見を聞かせて下さい。
宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

命は沢山の繋がりがあります。

初めまして、お早う御座います。

心からの苦しみを拝見させて頂きました。私たちの身体は、何百年と続くご先祖様だけではなく・・父母の願いや思いが込められています。無駄な命など一切ありません。

私のお寺は手づくりの小さな水子さまの供養のお寺です。30代で妻を見取りました。その後、ご縁があった彼女を東日本大震災で失いました。父子家庭の父として、重い障害がある長男がまだ4歳、健常児の次男がまだ2歳になったばかりの時です。次男は、妻に数回しか抱っこをされませんでした。これでもか・・と嫌になるほどの難儀する困難を沢山与えられ・・一度は命を絶とうとし、蘇生されました。どれだけ子どものが愛おしいか?大切か・・。日々が訪れる事がどれだけ有難いのか。過去に生きず、訪れていない出来事に怯え、悩むよりも、未来でないこの瞬間を自分らしく生きるという意味を、妻や彼女から多くの気づきや学ぶことが出来ました。その事をプラスに捉え、経験を活かし苦しみの中にいる方々を、純粋にお救いしたい為に、お坊さんになりました。

ご縁があり、家族になり・・子供が生まれ、日々慌ただしく自分の時間も作れず365日休みがない体験さを身をもって体験してきたのでとても理解が出来ます。おしゃれをして、ランチを食べたり・・ゆっくりとした時間を作りたいはずです。

今、目の前にある大変さも、時が移り変わるように・・留まらずに動き出します。子どもたちも成長をして巣立って行くのです。私も、自分の時間や心のケアが出来ず、困難を乗り越えて今があります。一人でどうやって生活をして育てて行けばいいのか・・悩みましたが、思考を変えました。意外と、どうにかなるものです。

ご縁があり、命が宿ったことで気づきを与えて頂けましたね?男の子、女の子等という問題などは無意味だと思います。与えられた命です。私の考えでは、産んで居頂きたいです。利用できる制度を使って、月に一回と決めて心を開放してエンジョイする時間を作って頑張らず、ほどほどであなたらしくこの瞬間を仕合せな家族と過ごして頂きたいです。今、苦労した分・・あの時はこうだったけれど・・と笑って語れる時が訪れます。人生や運命、自分自身はいくらでも変えられます。心をとらわれずに、惑わされずに。あなたらしく人生という冒険旅行を仕合せに歩めますように。心からお祈り致しております。

合掌。

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