虚言癖をなくしたい
回答 1
有り難し 2幼い頃から何かと嘘をついてしまいます。家族に嘘はつきませんが、友人や家の外では嘘つきになります。
罪悪感がないわけではありません。嘘をつくと心臓がぎゅっと捕まれたような、嘘が口から出たばかりなのに後ろ指を指されるような気分になります。
嘘をつくことが苦しいはずなのに、すっと口から嘘が出てきます。友達を大切にしたい、家族を大切にしたいのに嘘をつくことをやめられません。
どんな嘘でも苦しくなります、もうやめたいと思います。やめたい、もうやめようと思っても時間がたつと嘘つきになる私はずっとこのままなのでしょうか？
お坊さんからの回答 1件
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仲人夫婦に比べればたぶん大したウソじゃないです
あなたに直接会って話したわけではありませんから、断定的には言えませんが、たぶん私どもの仲人夫婦（紹介者でもあります）に比べたら大したことないウソだと思います。
この連中は、縁談を紹介したらカネになるのでそれを目当てに近づいてきましたが、その始まりから金儲けのタネとしての利用価値がなくなって私を切り捨ててしまったその瞬間までウソのつきどおしでした。ウソつかないときは、差別的発言、罵倒したくる、カネをよこせ、それらに終始しました。金目の物を取るだけ取って、今は付き合いはありません。
うちの家内はかなり長い間、ただ呆れていただけでしたが、仲人夫婦の妻の方（つまり住職の配偶者）が、長年、ウソをついて家内と同じ滋賀県立八幡高校の卒業生であることを隠していました。これ以後、仲人夫婦への感情が諦めから怒りへて変化しています。教職員、卒業生に同業者（浄土真宗のお寺の人）がたくさんいますし、同じ高校の通学圏に住んでいるのでその他の知り合いもゴマンといるわけです。なのに、ウソをついても隠せるわけがありません。では、なぜウソをつくかというと、これはもう生来のウソツキだからなんでしょう。気が付いたらウソをついいている、という女のところに同じくウソツキな養子がやってきてお寺をやっているわけです。
この夫婦に比べれば、あなたは自分のなさっていることを、このままではいけない、改めなければ、とお考えになっているのですから、ずっと立派です。その気持ちを持ち続けてください。そのうち少しずつ改善できていきますから。
実は私も、やっぱりウソツキだったことがあります。今は完全に、ではないかもしれませんが、ウソをつくことはなくなったように思います。思い返してみると、ウソをついていた頃は、自分を大きく見せよう、自分の本当の姿より誇大に立派に見せかけようと無意識に思っていたようです。これは、卑小な自分を受け入れられなかったからですし、他者と自分を比べ、少しでもいいから相対的に優位に立ちたかったからでしょう。でも現実としては、お粗末な自分でしかないから、ウソをつかなきゃしょうがなかった。なんと浅はかだったのでしょう。いま思い返すと恥ずかしくて仕方ありません。
助言になるかどうか分かりませんが、いろんなことに挑戦し力いっぱい努力しても破れない壁に挑み、失敗を重ねるうちに変わっていくものと思います。
