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家族である犬を殺しました

回答数回答 1
有り難し有り難し 16

飼っていた犬を殺しました。
ベッドの上でトイレを失敗し、カッとなってゲージの中に放り入れてしまいました。
そのときギャっと鳴いた後けいれんし、
ぐったりと反応がなくなりました。
病院に行き救命措置をしても
戻ってこられませんでした。

そのときのことはうっすら覚えていますがなぜそんなことをしてしまったのか自分の感情が思い出せず、行動も理解できません。

ただ後悔と、時間を戻せるものなら戻したい。
そんな価値私にはないかもしれないけど私の命と引き換えにその子が戻ってきてこれるなら戻ってきて幸せに暮らしてほしい。
なにを言ってるんだと思われると思いますが、その子へ謝りたいそしてもっと一緒に過ごしたい一心です。

こんな行動をした私が言う資格はないですが、その子と暮らし始めてから毎日が本当に幸せでその子が私の生きる意味で、本当に大好きな家族でした。

そのとき殺意がなかったのは確かですが、ただ、死んでもおかしくない行為とわかっていながらもしてしまったのかそこまで考えていなかったのかどちらかさえももやがかかったように思い出せません。
どちらにせよその衝動を制御できなかった自分が最低な人間です。自分が憎くて殺したいです。

その子の死を知った家族、友人、病院の方にはとっさに目を離したすきに落ちたと嘘をつきました。このときの自分の身勝手さも腹が立ち気持ちが悪いです。
その子の無念を考えると苦しくて、この真実を母に打ち明けるか迷ったのですが、これを言ってしまうと自分が楽になりたいだけな気もして。それに、母は自分自身もせめてしまう性格なので言っていません。

今ここに助けを求めている時点で自分が楽になりたいだけかもしれません。ですが今は1人で冷静に考えることができないです。助けてください。懺悔だけでは足りないと思ってます。その子のために私ができることはなんでしょうか。真実は可愛がってくれていた家族や友人に知ってもらうべきでしょうか。そうした方がその子は成仏されるのでしょうか。私はこれから生きていく意味、生きる価値がわかりません。今は普通の生活を送ることが、その子に対して申し訳なさすぎてできません。これから普通の生活をしていくこともそれに慣れてしまうことも申し訳ないし嫌です。乱文ですみません。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

命には沢山の繋がりがあるのです。

初めまして、今日は。

命あるもの全てには、生きる意味があります。人もペットも全てに当てはまる事で、様々なチャンスがありそして・・何前年と苦難を乗り越えて来たご先祖様の生きた証であり、それらにプラスされ父母の願いが想いも込められています。

同じ生きる仲間として、安易に可愛いだけでペットを飼って構って上げることなくただ・・ご飯を上げているだけなどと言う光景をたまに目にすることがあります。同じ生きる仲間です。最後までしっかりと見届ける覚悟と自覚を持ち家族の一員として大切なお命を守って頂きたいです。

大きく大切な気づきを与えて頂けましたね。そして、その出来事を反省されていることや、後悔をされていること・・私は懺悔されていると思います。この大切な気づきを与えて頂けたことを繰り返さない努力が必要です。生きる全ての命には無駄は一切ないのです。私は、自身だけでなく生きる全ての皆ささまが、知らずに犯してしまった過ちや、知っていて犯してしまった過ちを心から懺悔を毎日させて頂いております。

密厳院発露懺悔文(いつごんいんほつろさんげ)と言いいます教文です。お坊さんに向けられた懺悔文ですが、一般の方々にも当てはまる事だと私は思っております。

どんなに裕福で、お金があれば手にはいる便利な世の中になっていますが、お金に変えられない大切なものがこの世にはあります。どうか、ご自身の大切な心と自分自身を見失わないように・・そして、それらも忘れないように過去でもない、訪れていない出来事を考えてしまうからそれらが不安になってしまうのです。訪れていない未来でもない、一度しかないこの瞬間を大切にあなたらしく人生という冒険旅行を仕合せに歩めますようにお祈り致しております。

人生も、運命も、自分自身もいくらでも変えられるのです。そしてあなたには、あなただけしかい良さがあります。その良さを活かして無理なく出来る事を周りに恩返しを見返り無い心でお返しして見てください。

合掌

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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
あれからずっとその子に対しての謝罪と後悔と自責と自分なんか…と考えていました。その間ご回答や家族友人に支えて頂きました。

正直、こんな自分が生きることをまだまだ肯定はできないです。でもわたしの命でも家族や誰かにとって何にも変えられないものだからそれを奪わないようにと認識し、生きています。
今はただ毎日その子への謝罪と思いを伝えること、私がそんな資格ないですがどうか天国でなんの苦もなく幸せにと願うことしかできないです。

ですが、これから生きていく上で出会う、もしくは出会っている人や様々な存在に対しては"自分ができる限り見返りなくなにかお返ししていく"という意識で生きていこうと思います。そして自分を見失いそうなときは教えて頂いた懺悔の文を思い出します。ご回答ありがとうございました。

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