おじいちゃんが心配
こんにちは。
4日前に祖父を亡くしました。
葬儀が昨日終わり、祖父とお別れをしてきたばかりです。
コロナウイルスの影響で看取ることもできず、
病院での面会も時間制限があり、ほとんど一人で
寂しい思いをしてたのではたと思い、心配しています。
祖父は安心できる場所に逝けたでしょうか。
30年以上もの闘病を乗り越えたか体で無事あの世へ向かうことができたか心配です。
心配でたまりません。
ちなみに祖父は真宗大谷派です。
何かお言葉頂けると嬉しいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
極楽浄土にご往生されました。
ご質問拝読いたしました。
いまは本当に大変な時で、
大きな病院に入院中の患者さまは、
どちらも面会できないようですね。
とにかく感染予防第一のようです。
患者さまから、
近親者のお見舞いに行ったが、
面会できなかったと、
言われることがございます。
御見送りという大切な時間を
作ることができなかったのは、
たしかに悔やまれることでは、
ございます。
しかし、長い長い人生の
一刹那、本当に短い時間で
ございます。
懐が大きく、優しいおじいさま、
皆さまから慕われる人生でした。
また、長い闘病生活に耐えた、
立派な方です。
成仏できないはずは
ございません。
極楽浄土に阿弥陀さまに、
手を引かれて還られました。
あなたという立派な子孫を
この世にの残されたおじいさま、
悔いがあるはずがございません。
信じること、すなわち救いです。
絶対に極楽浄土に還ったと、
信じて疑わない。
この気持ちが救いです。
御供養とは、おもてなしです。
おじいさまがして欲しいこと。
何だと思いますか?
愚僧は、
明るく、楽しく、元気よく、
あなたが、幸せに暮らす。
その姿こそが、
救いであり、
安心ではないでしょうか?
どうかお幸せに、
お過ごしくださいますよう。
南無阿弥陀仏
聞いていけば、「心配」は解決します
こんにちは、初めまして。
先ずはお悔やみ申し上げます、お悲しみでしょう。
文面からは、あなたがお祖父さんを慕われていた気持ちが伺えます。
あなたのそのお気持ちを、お祖父さんは嬉しく思われることでしょう。
私は、浄土真宗本願寺派ですが、教えは同じなので感想を述べたいと思います。
「安心できる場所に逝けた」かとお尋ねですね。
浄土真宗では、極楽浄土に「往」かせていただくと書きます。
「闘病を乗り越えたか体で無事あの世へ向かうことができたか」とお書きですが、自分の足で極楽へ往くと思っていらっしゃいますね。
私は先ほど、往かせていただく、と書きました。
これは極楽浄土の主である阿弥陀様が亡き人を抱いて往かれた(人間の側から言えば往かせていただいた)というニュアンスです。
私は、全ての人を阿弥陀様は極楽浄土へ救うということを日ごろ聞かせていただいているので、亡き人は往かせていただいたのだと思います。
ただ、これは私がそう思うのであって、あなたがどう思えるかは別問題です。
あなたご自身が、命終わるとき極楽へ往かせて頂くと思えますか。浄土真宗は、とにかく聞く、阿弥陀間の救いの心を聞くということの積み重ねなくしてはそう思えないと教えます。これを機会に、お祖父さんが本当に往かれたのかどうか、法話を聞かれてはいかがでしょう。
その過程の中で、あなたの「心配」は必ず氷解していくでしょう。
ご参考まで。
宜しければ、法話をアップしています。
お聞きいただければ幸いです。
報恩寺チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCOmSlyUJQ3ELGc5Z_tPNQyQ
大丈夫です。成仏されています。
お祖父さまは今
仏さまとして
有縁の方々に寄り添ってくださっているでしょう。
そして仏縁に遇えるよう導いてくださっています。
あなたがいろいろ気になるのも仏縁だろうとも思います。
寂しいし悲しいでしょうが
感謝と哀悼の意を持って
合掌し御念仏なさってください。