今の行動力か将来への安定か
16年度卒の大学四回生です。
私は海外で働きた 、また好きな旅行業がやりたい
という思いがあります。
そのチャンスが今目の前にあります。
東南アジアなので給料はもう気にしてません。若いうちは苦労して経験を積む、それに価値を感じています。
日本でも内定はありますが、まるで畑違いの仕事でやる気というのはさほどなく、ただ、日本にいれる安心感とお金のがあるので奨学金の返済にも支払いができます。
父親は日本で働いて、奨学金を払いながらとりあえず三年は日本でビジネスマナー、スキルを磨いてから行け、今のお前には将来のことを考えずにただ、やりたいことを衝動的にやってるだけ
現地採用なんて将来日本に帰ってきてからスキルもマナーも無いお前を日本の企業は誰もとらない
と言って日本→海外にいけと言います。
大好きな東南アジアでお金は少ないけど好きな旅行業したい、ただ帰ってきたことを考えると不安です。
もう答えを出さなくては行けないのですが、どうしても決めることができません。
将来への不安 やりたいことをやらずにいること 安定を求めているところ 優柔不断
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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お父さんに一票
私は現在、中学2年生の息子がおります。同じ様な会話をしていまして…お父さん目線です。
親というのは往々にして、「俺はこうやって上手く行ったんだから、お前も同じように考えろ」という、結構希薄な根拠で自説を押しつけてきますよね。それに対して息子は「時代が違うんだから、そんなの上手く行くとは限らないよ。それに、好きなことを仕事にするのは素敵だと思う」とか何とか言い返しているのでしょう(違うかな?)。
私が気になるのは奨学金です。先日、NHKスペシャルでもやっていましたが、結構な額になっているのですよね?月々1万5千円で15年とか(270万円!)。現時点であなたは、それだけの借金背負ってからのスタートです。そこ、忘れちゃいけませんぜ。
夢を追うなら、責任果たしてから行きなさいよ。それまでは、卒業証書は貰っても、大学は終わっていないのです。現地で骨を埋めるにしても、ついて回るのでしょう?借金返して身軽になって、堂々と海外へ行く。どうですか?
あとで後悔が残らないように
東南アジアの会社(以下「先様」)の方が、あなたに何を期待しているか?
もしかしたら、日本的な礼儀正しさを求めているのかもしれません。あなたが大学を卒業してすぐに、日本的なビジネスマナーを学ばずに行き、先様にがっかりされてしまうかもしれません。
エレベータに乗るときはどの順番に入り、自分はどこに立ち、目上の人はどこに立ってもらうか、タクシーの最も上座はどこなのか?座敷の上座はどこなのか?電話はどのように受け答えるのか?文書はどのように作成するのか?望まない畑違いの職種かもしれませんが、みっちり仕込んでもらって、あなたの糧にすると良いでしょう。
たぶんこれはあなたの本当の思いとは逆の事を書いていると思います。本当は今すぐにでも行きたいですよね?
でもやっぱり、あなたのお父様の言う通り、遠回りだけれども日本で学んだ方が将来きっとあなたのためになると思います。先様も3年後、スキルアップしたあなたをきっと喜んで受け入れてくれることでしょう。
それでもやっぱりどうしても、って事なら、それなりの覚悟で、頑張ってのぞんでください。
どちらの道を選んでも、応援してます。
あとで後悔がのこりませんように。