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母親というのは

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現在年子の子供が二人います。下の0歳の子が肝臓の難病であり、手術も二回終えて経過をみながら家で療養しています。

下の子ももうすぐ一歳で、主治医とも話をしてこの病気は一生うまく付き合っていかなきゃいけないと保育園の許可も出ました。
しかし周りから言われる言葉は「病気の子がいるのに働くの?」「もっと側にいてあげるべきでは」とよく言われます。私自身、病気の子供がいるからこそ将来のこの子ために少しでも稼ぎたい、ずっと家に二人で閉じこもっている生活をいつまで続けるのだろうという不安と孤独な気持ちでいます。

そんなことばかり考えているせいか、よく怒りよく泣くようになりました。
子供はそれをずっと見ているせいか私が怒りそうな時に、二歳の子が怯えた顔でとっさに謝るようになり益々自己嫌悪で泣くようになりました。

難病の母親としての運命は変えられないのに、マイナス思考ばかり考えてしまう頼りない母親です。みなさんはマイナス思考になることはあるのですか?考え方で本当にマイナス思考は変えられるのでしょうか?

この前とある宗教の方に「お子さんが病気になったのは必ず意味がありますから」と言われました。
なんの意味があるのでしょう。そんなものに意味なんか必要なんでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

生まれてきた命には意味があります。

かなへいさま
肝臓に難病を持ったお子さんを抱えて、日々お疲れのことだと思います。
子供さんに付き添っている苦しみも、他人にはなかなか理解してもらえませんね。
保育園が決まったということなら、まわりに助けてもらいながらでも仕事を始められたらいいと思います。
仕事を休まなければならないこともあるでしょうが、あなた自身の気分転換にもなるでしょう。
子供はお母さんのことをよく見ています。お母さんが泣いていたり怒りっぽかったりすると、自分の責任のように思って謝ったりおびえたりすることにもつながります。大変でしょうが子供さんの前だけでも明るくふるまってあげてください。
「お子さんが病気になったのは必ず意味がありますから」というのはなかなか受け入れられない言葉です。でも、「この子がいてくれたおかげで他人の優しさや思いやりの心がわかった。この子のおかげで苦しいけれども豊かな人生を過ごすことができた」と必ず思えるときが来ます。難病の母親という運命は変えることができませんが、他人の痛みをわかる母親になれます。
苦しいときは一人で抱え込まず、まわりの人に助けてもらってください。難病で苦しむ親の会もあるはずです。マイナス思考になるのはしかたがないことですが、決して無理をせず子供さんを大切にしてあげてください。ご病気が良くなることをお祈りします。

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おきもち

大阪仏教テレホン相談室の相談員をしています。
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今まず必要なことは

はじめまして、かなへい様
私の感じたことをお伝えさせていただきます

子育てお疲れ様です

意味はあとから分かるものなのかもしれません
なので今は考えなくてもいいのではないですか

マイナス思考になることも当然
人間ですからいろいろな感情、思考が出てくるものだと思います
なので特に変えることもなく
今のままでいいのではないですか

目の前のお子さんとしっかり向き合って
ともに生きているだけでいいと思います

そこからなにか感じたもの
ときにはお子さんから教えてもらえることもあるかもしれません
そういうものを大切にしていただければ
私はそれでいいと思います

人間いろいろな生き方が
考え方があります
そこに正解も間違いもありません
結局それを決めるのは自分

ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです
合掌

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おきもち

鈴木秀彰
人の寄り添える僧侶をテーマに活動中! 僧侶、理学療法士、心理カウンセラー...
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質問者からのお礼

ありがとうございます。中々誰にも言えずいる中でお話を聞いてくださり感謝いたします。

言われている通りマイナスの中でもこの子が産まれてきたからこそ、ほんのささいな出来事も当たり前の幸せなんてどこにもないんだなと感じることがありました。
家で一緒にいれる時間が長くなり、どこかその気持ちを忘れてしまったんだと思います。

マイナス思考が変えられなくても、痛みの分かる人、母親として子供達に接してあげられればと思います!
ありがとうございました。

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