性的虐待
娘が長年性的虐待を主人からうけてました。娘がどんな気持ちで生きていかなければならないかと思うと苦しくてたまりません。
気付かなかった自分への愚かさ、主人たちへの恨みばかりが募ります。
誰かに知れたらと思うといつもビクビクして。疲れました。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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娘さんの心を守る
こんにちは、初めまして。
お身内のことで、秘匿すべき内容でもあり、大変お苦しい状況にあると思います。ご相談されるにも、大変勇気の要ったことでしょう。
娘さんからの告白があって今回の件が露見したのでしょうか、いずれにせよやり場のない思いに苛(さいな)まれているご様子が文面から伝わってきます。
何より娘さんがその傷を背負っていかなければならない、その苦しさをお母さんの立場から憂慮されるのでしょう。かわいい我が子なればこそ、放っておけませんよね。むしろ、その心中を思って、同じように苦しんでおられることと思います。
「気付かなかった自分への愚かさ」と御自分を攻めておられます。
娘への責任を思えばこそ、そう思わざる得ない苦しさもありましょう。
しかし、このようなことは通常の夫婦関係、家族関係では想像し難いことでもあります。悪意で積極的に想像するのではなく、善意で積極的に物事を見るという美徳を、あなたは忠実に行ったに過ぎないのだと思います。基本的に責められるべきは、想像し難い悪意を持って非道を行ったご主人にあります。
「主人たちへの恨み」とあります。
あなたは想像し難い悪意がある現実を知るとともに、その現実が身内に存在することに愕然としていらっしゃるのでしょう。無理もありません。長年連れ添われて、頼りにもされてきたことでしょう。それがこのような結果として返ってきたことは本当に残念でならないと思います。
「たち」とあります。これは詳細がここで触れられていないので、一定の奥行きのあるお話かとは思いますが、ここでは置いておきましょう。
「誰かに知れたらと思うといつもビクビクして。疲れました」とのこと。
他者への露見の可能性、こればかりは予測できません。コントロールできるようで出来なことでもあります。
今は、露見よりも娘さんのお気持ちの回復が何より最優先にされるべき時だと思います。
娘さんを守る。
もしご主人や、自分の名声に傷がついても、これだけは。
コントロールできないことに怯えるよりも、できること、為すべきことに集中して傾注することが大切かと思います。心療内科等の助けを借りながら娘さんの心を守って、今度こそは絶望、失望させない、その親心をどうか発揮されることを願って止みません。
どうぞあなたも、娘さんも御身お大事に。
質問者からのお礼
心の苦しさ聞いて頂いてありがとうございます。前向きに生きようと思っても時々どうしようもなく苦しくなってしまいます。私だけでは背負いきれない問題なので誰かに話せたことで気持ちが楽になりました。これからは私と娘、自分たちのための人生を歩んで行こうと思います。たくさんのあたたかいお言葉本当にありがとうございました。