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友人との関わり方

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この頃人との付き合いがわからなくなりました。

私は少し前に人といさかいを起こして、いろいろな人に迷惑をかけてしまいました。
それによって気軽に話せる人を多く失ってしまい、他の人が何を考えているのかわからなくなり、悪口を言われてるように感じてしまい、他の人の目が怖くなりました。

そうなった後の私にも一応腹を割って話せる友人はいるのですが、その友人とばかり関わってしまうとその友人にすら迷惑をかけているのでは無いかと思ってしまってなかなか話しかけづらい時もあります。

それなのに我儘だとは思いますが1人でいることは怖く、だからと言って他の人に話しかけようにもまた裏で悪口を言われてしまうのでは、と思ってしまい話しかけられなく、結局1人になります。そしてそのいさかいをした相手が人と話してるのを見て嫉妬したりもします…。

どうしたらその喧嘩した相手の事、ひいては人の目を気にしないで、少ない友人と適度に関わりながら1人で自分を持って過ごせるでしょうか…。

分かりにくい文になってしまい申し訳ありません。よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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誰だって悪く言われる

頭はキレイに剃り上げておりますが、内心、針のムシロのお坊さんです。もうザックザクです。アイアンメイデンです。最近ようやくメディアでチヤホヤされるようになりましたが、ちょっと前までまぁ酷いもんでしたよ。坊主丸儲けだの、日本仏教は仏教じゃねぇだの、妻帯して生まれた寺の子は本来生まれるべきじゃなかっただの言いたい放題です。

実はお寺が困窮しているとか、お坊さんがお葬式するのは世界共通とか、上座部仏教は肉を食べて良いとか、上座部のお坊さんは出家『期間』中だけ妻帯していないことになってるけど実は施主として縁は切れていないとか現実そっちのけ、戒律の本質も知らないくせに罵詈雑言ですわ。文字通り言いたい事を言っているだけです。ぶっちゃけこういう『ハズだ論』は日本だけではなく上座部仏教のお坊さんも迷惑しています。

でも文句は言えません。お釈迦さまでさえ悪口言われていたから。バラモン教という異教徒に迫害されたり、苦悩する娼婦を救い、連続殺人鬼を更正しようと一緒に行動していたらナマグサ坊主扱いされたり、実はこういう逸話がたくさんあります。

人ってそういうものなんですよ。どんな聖人でも凡人でも関係なく、悪し様に言われてしまうものなのです。だから悪口は災害みたいなものだと割り切ってタフに生きなきゃ仕様がないのですよ。人生って言うほどキレイなモンじゃありません(←若い人に吹き込むな)

だからって開き直って諍いを恐れるなというわけではありませんよ。無駄ないさかいを避ける術を身につけるのもタフさの一環です。人付き合いは0か100かではありません。この人はここまでのお付き合い、この人は腹割って話せる、この人は人間的に合わないけど仕事仲間としては認めてる、この人は年賀状程度、この人は顔を合わせるたびに喧嘩になるからこちらからは近付かないようにしよう、みんなそうやって間合いを図りながら生きています。そういう所を社会に出る前にしっかり試行錯誤しておいて下さい。

あと、むしろ自分の方が悪くないけど自分のほうから謝るくらいの方が、何かと上手くいくものですよ。お試しあれ。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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質問者からのお礼

ありがたいお言葉有難うございます。
今までの私にはそのような考えが全くできていませんでした…。
でも、お言葉を拝見して、とても心が軽くなりました。
社会に出て手遅れになる前に、今、お言葉をしかと遂行していきたいと思います。

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