接するとモヤモヤするママ友回答受付中
何度か相談させていただき、その都度心に染み渡るご回答に感謝しております。
今回もよろしくお願いいたします。
私には現在小学校高学年になった息子がおります。
その子が幼児期から付き合いのある近所のママさん親子がいるのですが、その親子と一緒に遊んだり話をしたりした直後、私の気持ちがモヤモヤ、不安定になってしまうことが多いです。
義母にそのことを打ち明けたことがありますが、義母は「あなたとその方は合わないと思うよ。その方はフルタイムの仕事を持ちながら複数の子どもを育てている。」
私はフルタイムで働いている方のことを尊敬していますが、自分はできないです。小さなことにも丁寧に対応したい気持ちが強いです。
義母の言葉に納得し(そのママさんとは一定以上に仲良くなることは不可能だから、もう良い意味で諦めよう。)
と思いここまできました。
そのため、コミュニケーションを取った後のモヤモヤも感じることがあまりなかったのですが、先日、久しぶりに子ども同士が遊んで、私が子どもたちの世話を焼いたりという場面があり、ママさんとその後話をしたら、何だか自分の心がモヤモヤ不安定になってしまいました。
本当に、心の周波数が合わないのだな、と思います。
私は、打ち解けて、ざっくばらんに声かけ合って、元気に挨拶をして、楽しく心通わせられたらいいなと思って人に接することが多いですが、それを望んでいないんだな、ということが伝わってくるような気がしました。割と、勝ち負けや、優劣にこだわりを持っていそうだな、と最近感じたこともあります。仕事柄もあるのかもしれません。人を選んで付き合おうというのがバンバンと伝わって来る気がしました。
そうなると、私は正社員の稼ぎもなく、友達の対象外なんだな、と歪んだ気持ちにもなってしまいます。
今は、子どものスポーツ少年団の活動がとても充実しているので、係に立候補したり積極的に参加して、優しい人達との交流で気持ちが慰められ、モヤモヤも引きずる暇がありませんが…
近所ということで、意識してしまうせいなのでしょうか…
このモヤモヤをうまく扱う方法、モヤモヤする方との付き合い方の工夫点などありましたらアドバイスよろしくお願いいたします。長文お読み頂きありがとうございます。
お坊さんからの回答 3件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
子の成長を見守りながら、充実する毎日を選んでいくほうが楽しい
その人の持っている雰囲気や価値観が、相性として反応することもありますね。また、置かれている環境から、人間関係は変化していくものです。
私の例でいえば、育児サークルで知り合ったママ達と、子どもの月齢に合わせて話が合っていたのに、子どもの成長に合わせて話題も変化していきました。男の子のママ、女の子のママでも、話題に違いが出てきます。働き出すママ、専業主婦のママで、会うタイミングも違ってきます。保育園や幼稚園、小学校、クラブと、子どもの成長に合わせて保護者の繋がりも変わっていきました。
生活水準や子どもの成績などでマウントを取るようなママが現れたり、ママ達の年代によっても付き合い方は違ってきました。
子どもの保護者というだけのこと。子どものために、ママ達と仲良くしなければならないという必要もありません。私は、子どもの学校のママ繋がりは誰一人いませんでしたが、全く不便はありませんでしたし、子どもは子ども同士で関係を築いていきます。心配はありません。
出産から20年。今でも仲良くランチ会をするママ友は、同じ歳の気の合う方々ばかりです。子どもは皆、小・中・高・大学と進路はバラバラですが、結局は気の合うママ達だけが繋がって、年に数回ランチで集まる程度です。それが私たちには合っている距離感であり居心地が良いのです。
ご近所なら、気持ち良く挨拶を交わせたら、それで良いのではないかしら。無理な付き合いで他人にモヤモヤさせられるよりも、わが子の成長を見守りながら、あなたが充実する毎日を選んでいくほうが楽しいですよ。
合わない人は2割います
人は色々なタイプがいます。
特にママ友に関しては、子供を通じてのつながりなので、気が合わない人とも付き合わないといけないため、なかなか大変ですよね。
更に相手の方から、人を選んで付き合う雰囲気を感じてしまうと苦しいですよね。
では、ここで逆に考えてみましょう。
本当はあなたと気が合わず、仲良くしたくないのに、ママ友だからといって、我慢して付き合ってくれる人のことをどう思いますか?
それを後で知ってしまったりすると更に辛くなりませんか?
相手から合わない雰囲気を出してくれるのは実はありがたいことなのです。
社会学では262の法則があり、2割の人は自分とどうしても気が合わないものです。
その人のことを考えて悩み苦しむより、最初から「ああ合わない2割の人なんだな」と理解した方が気が楽ではありませんか?
仏教では相手を変えようとするのではなく、自分の受け止め方を見直すというのが基本のスタンスです。
2割の合わない相手のことを考えて悩むより、8割の気が合う人のことを考えて、楽しく過ごすのが健康的ではないでしょうか。
合掌
それぞれ違っていますから
拝読させて頂きました。
確かに子どもを通してのつきあいで人と合わないこともありますし、モヤモヤしてしまうこともあると思います。そう感じているのはあなただけではないと思います。詳細なあなたやその人のことはわからないですけれど、あなたのそのお気持ち心よりお察しします。
子どもを通してお付き合いのある方はそもそも全く違った価値感や生活感もあるでしょうし、仕事でも今までの生き方でも大きく違いますから昔からの友人のように相性が合うことはあまりないのではないかと思いま。多少のことでも違いを感じることもありうるので、あまりこだわることはないと思います。
子どもを育てることについては共通の状況はあれども、育て方もそれぞれ違っていますからね。
ですからあまり合わなくても当然くらいのお気持ちでお付き合いなさってみてはいかがでしょう。おそらく5年後10年後は全く違った人生をそれぞれに送っているでしょうからね。ほんの一時期のことです。あまりとらわれることはないと思います。
あなたなりのスタンスでこれからもお子さん達の成長を見守っていきましょう。
あなたた皆さんがお子さん達を健やかにお育てなさっていくことできます様に、それぞれに充実した毎日を生きることできます様に切に祈っています。
質問者からのお礼
谷口和尚様
ご回答ありがとうございます。
「合わない人は2割いる」この言葉に気持ちが落ち着きました。
それまでは、誰にでも合わせて上手くやることが大切だと思っていたので、(それが出来なくても大丈夫、あるがままでいいんだ)と気持ちが楽になりました。
そして、あとの8割は自分に対して優しい人なんだと認識すると、味方の方が多いんだなと思えて悩みが小さくなりました。
「合わないサインを出してくれてありがたい」素晴らしい考えです!
これからも和尚様のお言葉を胸に、等身大の自分で過ごしていきたいです。
ありがとうございます。
中田和尚様
ご回答ありがとうございます。
時の経過、環境の変化で変わっていくのが人間関係...本当にそうだなとしみじみ思わせていただきました。だからこそ、あるがままを受け入れ、無理をしないことが大切だとわかりました。
幸い、今が充実していてとても楽しい毎日なので、感謝しながら楽しんで過ごしていきたいです。
誰とでも仲良くしたい気持ちで追い求めてしまう傾向のある私ですが、そこまで尽くさなくてもいいんだな、と気持ちが楽になりました。と同時に、自分にも「好きじゃない」という感情があることに気付きました。心がとてもすっきりしました。和尚様の貴重なお話、ありがとうございます。
Azuma和尚様
ご回答ありがとうございます。
「みんなそれぞれ違っている」
心に染み渡りました。
金子みすゞさんの「みんなちがってみんないい」を思い出し、それぞれの良さが社会を支えているんだなと思うと、広い心で考えられる自分に気付きました。あまり近付きすぎると、価値観の違いゆえ摩擦を感じますが、適度な距離ではお互いを尊重できると思います。ほんの一時のお付き合いと思うと悩む気持ちも収まります。
とても心が軽くなりました。
また同じように考えてしまった時は、和尚様のお言葉を読み返したいと思います。
ありがとうございます。