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離婚する決意が持てません

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有り難し有り難し 17

私は昨年9月に入籍・結婚式をしましたが、結婚式の2日前から夫からDVをされ今に至っており、今現在は実家へ戻り離婚へ向けて動き始めています。しかし、離婚を決意しつつも迷い苦しむ自分がいます。

彼とは1年の交際の後に結婚をしました。交際当時、彼に借金があることを知り別れも考えましたが私を失いたくないから必死に返済すると言う彼を信じ交際を続けました。結婚までに完済するという約束でプロポーズを受け、その返済についてはいい大人なのだからと本人に任せ私は彼を信じていました。しかし、結婚までに完済できないという事実を結婚の2か月前に知りました。旦那の実家の提案で結婚式費用を両家で出して行うと決まっておりましたが、その借金返済の滞りのせいで両家が揉め、あちらの両親は中止しろ!という所まで拗れました。しかし、自分の両親が来なくてもいいから私に結婚式を挙げさせたい、一生守ると懇願する彼に付いていこう、借金も一緒に背負う覚悟をしました。(式の費用は私の両親に借金し行いました)しかし、結婚式の2日前から些細な喧嘩を機にDVが始まりました。結婚式当日も首を絞められる等され式場ホテルから実家へ泣きながら帰りました。それでも私は彼を信じていたのか結婚したばかりでその事実を受け止めきれなかったのか…彼との生活を続けました。そのうち望んでいた妊娠をしました。でも、彼のDVは収まりませんでした。「そんなことして流産したらどうするの!」と怒ると「今なら死亡届いらないだろう」と言われ、妊娠を知った上で馬乗りになりビンタを何往復もされ目が覚めました。実家に戻り一人で産んで育てようと決心しました。しかしその1か月後、流産しました。心拍も確認出来て順調だと言われていたのに。私は自分を責めています。私が苛立ち過ぎたせいだ、一瞬でも産むことを迷ったせいだと。手術から1か月以上経った今もふとした時に泣き出したり、毎日辛くなんとかやり過ごす日々です。色々ありすぎて流産したことなのか、DVされたことなのか、旦那に対しての怒りなのか自分でも分かりませんが苦しいです。そして生涯を共にすると誓ったのに半年足らずで離婚することに対して結婚式に列席いただいた方に申し訳なく、その申し訳なさから自分の殻に閉じこもってしまっています。そこで少しでも前向きになれる様なアドバイスをいただければ幸いです。してもいい離婚もありますでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幸せへの第一歩

こんにちは、初めまして。

大変なお苦しみでしょう。
離婚を巡って複雑な胸中が文面から伝わってきます。

先ず、「してもいい離婚もありますでしょうか」と文末で問われています。これは勿論一般論ではなく、換言すれば、離婚をしても良いと第三者から見て思えますか、という問いなのだと受け取りました。

文面だけで判断すると、「DV」「流産」という事実だけで十分離婚しても無理はないです。悩みの渦中で孤独に陥ると、自分の判断に自身が持てないこともあるでしょう。しかし、今ケースはほとんど議論の余地がないと思います。

離婚やむなし、です。

あなたは、この離婚に際し色々なことが胸をよぎるようですね。
ご自身が落ち込む理由が、「流産」なのか、「DVされたこと」なのか、「旦那に対しての怒り」なのかと理由を挙げられています。これは、もう限定が出来ないでしょう。これら全てと言って過言ではないでしょう。

ただ、「生涯を共にすると誓ったのに半年足らずで離婚すること」「結婚式に列席いただいた方に申し訳なく」ということに関して、放念することは難しいとは思いますが、段々と手放してく必要性があると思います。

言葉を換えて表現するならば、あなたは自分の判断の誤りについての後悔と、周囲への羞恥のような感情に苦しんでいるのではないでしょうか。

しかし、苦しむことは簡単にやめられないかもしれませんが、苦しむ必要性がないことだけはお伝えしたいです。

何故なら、あなたは十分に、誠実に、努力したからです。

「借金」を返済する、という言葉を信じた。

結婚式にあたって義両親と揉めた際に、「一生守ると懇願する彼に付いていこう」と決めた。「借金も一緒に背負う覚悟」までした。

「結婚式の2日前から」の「DV」にも関わらず、結婚式を挙行した。

収まらないDVの中、一定期間結婚生活を続け耐えた。

これだけ耐えた。
努力したのです。
もう十分ではありませんか。

周囲の人に申し訳ない気持ちがあるかもしれません。
しかし、あなたの人生を生きるのは、あなたしかいません。

他の誰かは、その時様々な事を言い、思うかもしれません。
けれども、誰もあなたの人生を代わってはくれないでしょう。

あなたは、次の幸せに向かって、今、第一歩を踏み出そうとしています。
そう、本物の幸せへの第一歩を

元気を出してください
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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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