回答 2
有り難し 27はじめまして。
唐突ですが、私は友達が1人もいません。
30年近く生きてきましたが
自分らしく話が出来るのは家族と彼氏以外いません。
世間話をしたり、下らないことを一緒にしたり、相談し合ったり
お互いを尊重し合えるような波長の合う人を探してきましたが
中々親しいと言える関係を築くのは難しく、心に穴が空いているように感じ、今とても苦しいです。
原因は恐らく
秘密主義ではないけれど自分の事を話すのがあまり得意ではないこと
気を遣ってしまい良い人を演じてしまう
など思い当たる節は色々ありますが基本的に人に遠慮してしまうところにあると思います。
もう少し気楽に自然体で人と付き合えるようになろうとしても
嫌われたくないという気持ちが強いので自分が出せません。
これから先ずっと、交友関係を広げることも出来ないのでは？と不安に襲われて余計に塞ぎ込んでしまっています。
素の自分で付き合うってどうやったらいいんでしょうか？
お坊さんからの回答 2件
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ご質問ありがとうございます。
私も自分のことを他人にあまり話したりしません。
確かに、そのようなことを気兼ねなく話をすることができたらいいなと思うことはありますね。
私もいろんなことを考えると、結局このままでいいかなと思ってます。
＞自分らしく話が出来るのは家族と彼氏以外いません。
いやいや、それで十分じゃないですか！
私はそれすらも怪しいですから（笑）
自分らしく話ができる家族とお付き合いされている人がいるなんて素晴らしいことです。
端から見ればうらやましいことでしかないと思いますよ。
欲を言えば、そのような関係の人が多くほしいという気持ちはわかりますが、私はもうそれで十分ではないかと思います。
素の自分とは何か？
最近流行りましたね、「ありのままの姿見せるのよ」。
「ありのままで」。
「Let it go」を日本語では「ありのままで」と訳されているようですが、英語で直訳すると「何もしないで、もうそれ以上追求しないで」という意味になるそうです。
ありのままの自分、素の自分は結局自分で作り上げた都合のいいものでしかありません。
そのことにこだわりすぎるとそれはただの迷いや苦しみになります。
そもそも存在しないもの、自分の思いが作り上げたものですから、追いかけても形を変えてしまうだけです。
それを追い求めているうちはありのままではありません。
今で十分です。
"嫌われたくないという気持ちが強い"
まさにこれこそが「素の自分」とは真逆に向かう要因です。
他人様に尽くすことも、自分が好きでそれをしているのなら何の苦もないはずです。しかし、それが自分が疲弊していくストレスになるのであれば、それは自分を押し殺している証拠です。
たとえあなたが素を出そうが隠そうが、あなたの言動、行動、思想、その他諸々、あなたに好感を持つのか持たないのか、味方と思うのか敵と思うのかは、相手次第です。相手次第ということは、あなたにはどうすることもできません。どうすることもできないのに、良い人を演じることでどうにかしようとしている。なんか滑稽じゃないですか？
どうか自分の不完全さを認め、そして他者を信頼してみてください。
あなたと響き合う仲間は、案外すぐそばにいるはずです。
