想いを断ち切れません
今でも忘れられない好きな人がいます。彼とは高校時代の友人ですが、もう10年以上も連絡を取っていません。
高校3年間、ずっと片想いをしていました。同じクラスでたまたま隣になったのがきっかけで、2年間同じクラス、喧嘩する程仲が良い、みたいな、腐れ縁のような友達でした。
彼はあまり人と積極的に話すようなタイプではなく、最初は大人しく目立たない子でしたが、スポーツ大会で活躍した彼はいっきに名前が知れ渡り、仲の良かった私は彼について教えてほしい、仲良くなりたいという相談を他の女の子達から受けるようになりました。
その時に、「あまり仲良くなってほしくないな…」と思っている自分に気がつき、そうかずっと好きだったんだと自覚しました。
しかし、彼との関係を壊したくなく、気持ちを伝えられずに卒業し、大学で告白してくれた人と付き合いました。
4年間付き合いましたが結局別れてしまい、やはり高校の時の彼のことを時々思い出すようになりました。
それからこの気持ちを持ち続けている限り、例え誰かが私に好意を寄せてきても、失礼になってしまうと思い、新しい恋ができなくなりました。
片想いから10年以上経った現在、たまたまスマホの機種を変更した際に、LINEの友達自動追加が設定されてしまっていたため、電話帳の人たちが一斉に友達に入ってきました。
やってしまった!と思いましたが、そこに片想いの彼の連絡先が入っていたのです。
そこからどうしようもなく、彼が好きだと、忘れられないという気持ちが溢れてしまいました。
これがきっかけでLINEの連絡先がわかった今、メッセージを送ってみようか迷いました。
でも彼とはもう10年以上も連絡を取っていないのです。彼の状況を知る術も伝もありません。
突然の連絡は迷惑でしょう。
私はただ、自分のこの気持ちにケリをつけたいだけ、身勝手な行動で彼に迷惑をかけていい理由なんてありません。
正直な気持ちは、彼とまた話せるようになりたい、でも彼に大切な人がいるとわかったら、自分が傷つくのが怖い。
結局は自分が傷つくのが怖くて今までも動かなかっただけなんです。
この気持ちを終わらせたいのに、どうしたらいいのかわかりません。
10年以上も想い続けているなんて、気持ち悪いと思われるかもしれなくて、誰にも相談できません。
想いを断ち切るにはどうしたらよいのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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糸
ご質問ありがとうございます。
10年以上も想い続けている人…
とても素晴らしいことですね。
私には気持ち悪いとは思いません。
意外と心の中で想い続けている人がいる人って多いのではないでしょうか?
その人に思いを伝えるか、または連絡を取るか、とても迷いますね。
私個人としては何もしないで後悔するよりは、行動してからと考えるほうなので、連絡を取る手段があるのなら連絡を取ると思います。
もちろん、相手と自分の関係を考えて明らかに進展が無いと思えば連絡は取らないで、そのままいい思い出として閉まっておきますが。
想い出は美化される傾向がありますから、それはそれでいい思い出としてそっとしておきたいなと。
知らないほうがいいこともあるでしょうから、特に男は高校卒業後、どちらかというと太っておじさん化する傾向があると私は勝手に思っております(笑)
私ならば、仲の良いお友達であったようですから、連絡を取れるのであれば連絡を取って、まずは友達として相手の状況を確認します。
現在の相手の状況が分かった上で相手に迷惑をかけないように、身勝手なことはしないということは自分の中でしっかりと守ることを前提として連絡をします。
その先はまたその時に考えます。
想いを断ち切るというよりは、良い思い出として細々と紡いでいくのも一つの道なのではないでしょうか。
いいご縁として心の中に閉まっておくことも、縁の糸を手繰り寄せることにしてもどちらにしても。
縦の糸があっても、横の糸を張らなければいけません。
せっかくならば思い通りの模様にしたいと私は思います。
質問者からのお礼
ご回答ありがとうございます。
こんなに早くご回答がいただけるとは思わず、とても嬉しく思います。
誰かを10年以上も想い続けていることはおかしいのではないかと思っていたため、優しいお言葉をかけていただき、今までの自分の気持ちを肯定してもらえたようで涙が止まりませんでした。
それと同時に、自分の中で「誰にも話せないこと」がいかに辛かったかを痛感しました。
今まで行動に起こさなかったことを、後悔してきました。
もし返事が来なくても、彼に大切な人がいたとしても、身勝手な行動はしないと決めて、勇気を出して彼に連絡を取ってみようと思います。
たとえおじさん化していたとしても(笑)、何より彼は大事な友達であったことを忘れずにいたいです。
白か黒かはっきり決めないといけないんだと思っていましたが、私もいろんな方向の糸を大切に紡いで、自分だけの模様を作っていけるようにしていきたいです。
自分の気持ちとやっと向き合えた気がします。
前を向いて進めるように頑張ります。
本当にありがとうございました。