hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

昔の彼女のことを思い出してしまいます回答受付中

回答数回答 1
有り難し有り難し 1

50代既婚男性です。最近になって頻繁に昔付き合っていた彼女のことを思い出してしまいます。結婚前なのでもう30年も前のことですが、その子のことや遊んだり出かけたりした思い出など、思い出してしまいます。コンタクトを取ってみたいとか、お互いの生活に立ち入るようなことはするつもりはないのですが、思い出す頻度があまりに多く、なかなか寝付けないような状況で自分でも困っています。こんな時、どのような心の持ちようになれば楽になるでしょうか。なにかいいアドバイスをいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。

2026年1月16日 16:55
この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

若き日の情熱や純粋さが、彼女の姿を借りて現れているのかも

眠れぬ夜をお過ごしとのこと、お心が休まらずお辛いことと存じます。 まずはご自身を責めないでください。既婚者であっても、ふと過去の縁が思い出されることは、人間の自然な心の働きであり、決して罪悪感を持つ必要はありません。

仏教的な視点から申しますと、あなた様を苦しめているのは「思い出」そのものではなく、「忘れなくてはならない」という自らへの執着ではないかと拝察します。

おそらくあなた様が今、懐かしく思い出されているのは、30年前の彼女その人というよりも、彼女と共にあった「輝いていたご自身の青春そのもの」ではないでしょうか。人生の折り返し地点を過ぎ、ふと立ち止まった時に、若き日の情熱や純粋さが、彼女の姿を借りて現れているのかもしれません。それは、今の生活への不満からではなく、人生の無常を感じる中での、ごく自然な哀愁です。

無理に記憶を消そうとすればするほど、心は反発してその対象に固執してしまいます。 解決の鍵は「あるがまま」です。「ああ、また思い出しているな。懐かしいな」と、その感情を否定せず、ただ空に浮かぶ雲のように眺めてください。そして、「あの時の経験があったからこそ、今の自分がある」と、過去の自分に静かに手を合わせ、感謝して手放してあげるのです。

「諸行無常(しょぎょうむじょう)」といいますが、30年以上が経過した今、あなたも彼女も、外見も精神も周りを取り巻く状況も、全て変化しているはずです。過去をを追いかけようとすることは得策ではありません。かと言って、無理に忘れる必要もありません。
思い出は「美しい物語」として心の本棚にしまっておき、大切になさってください。過去を慈しむことができるあなた様は、今のお相手やご家族のことも、深く大切にできるはずです。どうぞ、安らかなお心で今夜はゆっくりお休みください。


縁起寺 釋聴法

2026年1月16日 17:36
{{count}}
有り難し
おきもち

真宗木辺派 縁起寺 衆徒 (僧侶/教師) 高等学校教師歴38年,理系,専門は電気工学・情報工学, 現在は真宗木辺派僧侶
お悩みの相談は全般的に対応します。(下記を参照して下さい) 相談時間は、月・木・金・土・日曜日は、8:00~20:00です。 火曜日と水曜日は18:00~20:00での対応となります。 翌日以降で、他の法務等がなければ、できるだけ迅速に対応させていただきます。 元高等学校教員ですので、将来の進路や転職に関する相談などにも対応いたします。 現在も非常勤講師を行っているため、少々対応にお時間をいただく場合もありますが、できるだけ早く対応できるように調整いたします。 ◆職場や学校での人間関係がうまくいかない ◆ストレスや不安で日々の生活に支障がある ◆無気力で、人生の目標を見出せない ◆卒業後の進路を決める事ができない ◆別れた交際相手の事を忘れる事ができない ◆家庭不和で毎日の生活が辛い ◆家族や大切な人を亡くして心の整理がつかない ◆何事も悪い方向に捉えてしまい、自己嫌悪に陥っている ◆ついつい他人に辛くあたってしまい、後悔を繰り返す ◆毎日充実した日々を送れるように、仏教の勉強がしたい など、上記はこれまでの相談の例(ハスノハ以外を含む)です。

質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。「あるがまま」に過去の自分に感謝してみること、よくわかりました。実践できるようになるまでになかなか時間がかかりそうですが、その心がけでいようと思います。貴重なアドバイス、ありがとうございました。

煩悩スッキリコラムまとめ