自己矛盾があります
自分の根本的な人生や命に関する考えについて、相反するような考えが同時に私の中にあり、ギャップに悩んでいます。
例えば、人を殺してはいけないと思う一方で、
殺すことがあってもおかしくはないと思う。
人に迷惑をかけてはいけない、人の役にたちたい、人に平等に接したいと思う一方で、他人なんてどうでもいいと思う。
親戚や友人の子が生まれるのが嬉しく、幸せに感じる一方で
生まれてきてかわいそうと思う。
死はつらく受け入れがたいと思う一方で、
死は怖くないと思う。
このように、陰陽のような部分が自分にあり、どちらにも振り切る事ができません。
回りをみると、皆疑い無く陽の世界に生きているようで、自分もそうできれば楽なのでしょうが、どちらの声も消えません。
このせいで、行動や選択、発言がしばしば矛盾してしまったり、自分も混乱してしまいます。
このような自分をどう受け入れ、生きていけばいいのでしょうか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
両方あって成立
この世は、すべて相対性でできているので、反対のことがなけば分からないのです。
暑いから寒い、高いから低い、苦しいから楽が分かる。死があるから生きる。
そういうことだと思います。
ありささんは、同時にそれが分かるので、極端ではなく中道を行けばいいのです。
四無量心を基準に
慈・悲・喜・捨の四つの心は、無量に(はかりしれないくらいたくさんに)増やすべき心です。
この四無量心(しむりょうしん)を基準に暮らしましょう。
慈は、他者を可愛いと思って慈しむやさしい心。
悲は、他者の悩み苦しみをなくしたいと哀れむ心。
喜は、他者の幸せや成功を喜ぶ心。
捨は、執着心を捨てた落ち着いた悟りの心。
私たちの心は瞬間瞬間ごとにさまざまな刺激に反応して変化しています。
色んな情報入力により、矛盾した考えが出力されるのも仕方ありません。
そんな中でも、四無量心を大切にした方が、自分と他者の幸せに役立ちます。
質問者からのお礼
中道という言葉の意味を深く知らなかったので、参考になりました。
しかしそう生きるのはとても難しそうです。