兄弟ケンカ
毎日5歳違いの兄弟ケンカを聞いてるとイライラして、耳がきーーんとなり痛くなります。
聞き過ごそうと思ってますが、兄(9歳)の目にあまる口の悪さについつい無視することができず、私までケンカに参戦してしまい、悪循環です。
どうしたら心穏やかに子育てできますか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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兄弟けんかは社会性と躾を身に付ける絶好の機会です。
はじめまして。亀山純史と申します。
子どもの兄弟けんかを、親は聞き過ごしてはいけません。兄弟けんかは子どもが社会性を身に付けるための儀式です。しかし、そこには適切な指導が入らなければ、それは単なる言い争いで終わってしまい、社会性も身に付かないままになります。そして、兄弟けんかは子どもを躾けるための絶好の機会だと思います。けんかには理由があります。もちろん、子どものけんかですから、大人からすれば些細な、つまらないことが原因であるかもしれませんが、そこには人間が本来抱える自己中心的なものの見方が横たわっていることが多いと思います。(大人同士のけんかにおいても、同じことが言えます。)だからこそ、けんかは躾においてよい機会なのです。人を思いやる態度とか共に共有し合うことの大切さであるとか、自分を中心に置かないで物事を考えることが出来る絶好の機会が兄弟けんかです。(たとえば、お菓子の取り合いならば、ひとりで食べるよりもみんなと一緒に食べる方がよりおいしい、と感じる子どもに育てたいものです。)
完璧な子育て、心穏やかな子育てなんてないと思っています。つまり、教科書通りの子育てなんて絵に描いた餅です。それは、どんなに小さな子どもであっても、彼ら彼女らは一人ひとり意思を持った独立した存在であるからです。しかし、その一人ひとり意思を持った独立した存在であるからこそ、その命は尊いのであり、かけがえのない存在なのです。
どの親も、苦労しながら子育てをしています。苦労するから悩みも尽きません。そんな時は、またこのhasunohaを訪れてください。
質問者からのお礼
回答いただきいろんな事に気がつきました。
私は兄弟ケンカで子どもにイライラしているんじゃなくて、兄弟ケンカの際上手く子ども達に指導できない自分が嫌なんだと。
自分が親としてもっとがんばらないとですよね。