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相談に乗る時どう心がけていますか?

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わたしは医者です。最近、常に診察に疲れを覚えます。
なんとも言えない話や治らない病気を治してと言われること、怒鳴られること、殺害予告をされることなど強いストレスを感じます。その上コロナの問題などで仕事量も増えています。
わたしだって治したいんです。でも治らないものもあるんです。
当直も多く体も常に疲れています。

プライベートもそんなにうまくいっていません。彼氏がいますがなかなか結婚をかんがえてくれず、婚活をしても結婚できる予定はないです。友人はいますし、楽しめる趣味を増やそうと活動もしていますが、むなしさを感じています。

おそらく恋愛や婚活がうまくいっていないから嫌になっているのだと思います。
プライベートの気持ちを仕事に持ち込むのは社会人としてだめだとは思いますが、毎日しんどいです。

患者さんに死にたいと言われるたびに、わたしもだよと言いたくなってしまいます。
明日死ぬことができるかもと思って1日を過ごしています。とにかく1秒でも早く死にたいです。

という気持ちで毎日を過ごしており、時に診療に差し障りがあるように思っています。
お坊さん方は自分が辛い時にどのような心持ちで働いているのでしょうか。お忙しいところ大変恐縮ですが、ご教示いただけると幸いです。よろしくお願いします。

2020年7月28日 13:22

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

元気の範囲内で

初めまして、こんにちは。

辛い胸の内をお話しくださって有難う御座います。
また、昨今の大変な状況を、最前線でお引き受けくださっていることに感謝申し上げます。

プライベートとお仕事が複雑に絡み合っている上で、「辛い時にどのような心持ちで働いているのでしょうか」とのお尋ねだと思います。

私も辛い時があります。
そんな時、特段な方法ではないのですが、自分の気持ちが再び盛り上がるのを待つという事、そして自分の気持ちの出来る範囲内ということを心掛けています。気持ちが盛り下がっているときには無理に上げようとせず、淡々と日常を過ごす。そして、~するべきを極力持ち出さないようにしています。ま、いいかというスタンスです。

あなたは、「趣味」「友人」の比重を多くしても、根本的に彼氏さんとの「結婚」に道筋が見えていないところに「むなしい」思いをされているのでしょう。無理もありません。

ただ、その「むなしい」思いを必死に埋めようとして、埋めること自体にエネルギーを使いすぎているきらいはないでしょうか。力攻めは、叶わなかったときに徒労感が残ります。元気のない今は、現状を「むなしい」と嘆くよりも、元気が出てくるまでは、ま、いいかでも宜しいと思います

「わたしだって治したいんです。でも治らないものもあるんです。」とのこと。現場にいる方だからこその正直なお気持ちでしょう。

以前新聞記事であるお医者さんが嘆いておられました。
現代人は、自分が死なないと思うようになった、と。医療があるから、お医者さんがいるから、お金を掛ければどんな病気も対処してもらえる。治らなければ医者のせいだ、と。

その記事には、仏教、宗教から現代人が離れていったからこそ、死を考えず、死が身近にない(自宅ではなく病院での死)からの結果ではないかとも書いてありました

ただ、この死の問題は、仏教・宗教者の問題でもありますが、自分から離れていった現代人自身の煩悩の方向性の問題でもあります。

「治らない病気を治してと言われること、怒鳴られること」に「ストレスを感じます」とのこと。そういった言葉には、ああ、この人も私と同じ煩悩に翻弄される人間なんだな、と温かい目を持ちつつ、多少の受け流しも必要かと思います。

自分の元気の範囲内、出来るところでやる。
出来ないところは、ま、いいかにする。
それで上出来ではないでしょうか。

2020年7月28日 14:22
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浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...

わずかな力の自分でも、ちょっとは元気づけられる時もある

 ご質問を読んで真摯に患者さんに向き合っておられる気持ちが伝わってきます。日々、御自身の命を削りながら、患者さんたちのために御尽力されておられと存じます。

 馬齢を重ねておりますが、住職としても回答僧としても至らなさを感じることが多々あります。教えてgooやyahoo知恵袋の場合、仏教についての知識で答えればいい場合が多いと思います。でも、hasunohaはちょっと違います。答えを書く前の段階で、質問者の気持ちをどう受け止めるかが、大事な作業だと思います。

 私はたまに傾聴活動をする機会があるのですが、毎回のように自己嫌悪に陥ります。相手の話をちょっと聞いただけで、「ああ、それは知ってます。〇〇さんはこういう活動して・・」とか「それは、仏教の立場から言えば、・・・。」とすぐ説教になってしまうのです。そういう失敗と反省の経験から、hasunohaでの回答は説教じみたものにならないように努めています。質問者の思いや現在の行動をなるべく肯定的に受け留め、質問者に自分の悩みを真剣に聞いてくれてるんだと思ってもらえるよう努めております。
 私の回答に特別な力なんてありません。こんな回答で質問者の心に果たして響くだろうか、と思いながらの回答です。でも、幾らかは励ましになったり癒しになったりすることもあるようで、御礼のコメントでむしろこちらが励まされております。

 お仕事の性質上、患者さんに対して検査診断や治療方法や薬効中心の話になるのは止むを得ないと思います。でも、患者さんは今の自分の苦しさ痛さを訴えたいのだと思います。シルバー川柳に「パソコンの 画面見ないで 脈を診て」というのを見たことが有りますが、電子カルテの記入で忙しいとは思いますが、患者さんの眼を見て痛みや不安を聞いてあげて下さい。

2020年7月28日 16:46
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 目の前の方の悩みや気持ちをしっかりと受け留め、心を開いてもらうように努め...

【QOL】Quality of Life

"お坊さん方は自分が辛い時にどのような心持ちで"
私の場合は、お医者さんと同じで、相手の【QOL】すなわち<人生や生活の質の向上>に重点を置くよう思考の軸をリセットします。そうすると、機(相手の状態)に応じて、こちらの態度を柔軟に崩す寛容さが生まれてきます。もしくは、心を鬼にして厳しい態度を貫く勇気が湧いてきます。

"わたしだって治したいんです"
"でも治らないものもあるんです"
まったくおっしゃる通りだと思います。
しかし、病気やケガを治す以上に、患者さんの人生の質を高める事を医療人の【金剛心】として改めて確認し、医療に携わってみてはいかがでしょうか?

ちなみに私は、元気がなくなってくると、決まって映画『パッチアダムス』を観てモチベーションを高めます。奇遇にも、実在したお医者さんのお話です。

釈迦に説法、誠に恐縮でございました。また昨今におかれましては、新型コロナへの対応、最も危険な最前線で奮闘いただいておりますこと、心より御礼申し上げたいと思います。拝

hasunoha.tenrakuin@gmail.com

2020年7月28日 14:23
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となりのトトロの世界のような山奥の田舎の小さな小さなお寺の住職をしています...

質問者からのお礼

お忙しいところ丁寧なご回答ありがとうございます。
診療時間の都合と言っては言い訳にはなりますが、患者さんに負の感情を向けられることに敏感になっていたように思います。
わたしにはできる限りのことしかできないなと痛感しております。
本当のことを言うと、生きた証を残したいなと思い、ご相談させていただいておりました。そのような機会が与えられたことを感謝します。
人に話すことができることは救いの一つになるかもしれないと考えるに至りました。
最後まで自分なりの医療を全うしようと思います。
ありがとうございました。

いろいろ怒りの言葉を使ってしまったように思いますが、全てわたしが未熟なせいなのだと思います。
お気に触った方もいると思いますので、コメントにて謝罪させてください。
医者になっても、なにになっても幸せに思えないと不幸ですね。
最後まで愚痴で締めてしまい申し訳なさでいっぱいです。
本当に皆様ありがとうございました。

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