避けられない災難に遭った場合の乗り越え方
最近親戚を医療事故で亡くしました。第三者が見ても医者のミスだとわかるのに病院側は絶対認めません。恨みを晴らしたいところですが医療裁判は難しくお金時間労力費やしても結果遺族の傷が深まるだけなので争い事はしないそうです。何でもそうですがこの世は圧倒的に被害者に不利だと思いました。やりたい放題の悪い奴等が保護されて弱者は闇に葬られる、こんな世界に住んでることがとても恐ろしくなりました。助けたかったのに何も出来なかった無力感によりこの先生きていく自信がなくなってしまいました。因果応報とか正直信じられません。見る限り悪い奴はいつまでも図々しく生きてるし、そんなの被害者を封じ込む為の呪文でしかない気がしました。私に出来ることは加害者がこの先の人生上手くいかないように恨みの念を送ることでしょうか?こんな世の中で生きるのが嫌でも寿命までは我慢してやり過ごすことくらいでしょうか?避けられない災難に遭った場合の乗り越え方教えて下さい。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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被害者ではなく、たいせつな親戚。
ご質問文拝見しました。
腹立ちますね、
情報や備えがなければ被害者が報われず、弱者になりやすい世の中になったと私も思います。
とはいえ、納得できないモヤモヤした気持ちはわかりますが、加害者への恨みを拠り所にして復讐や攻撃の道に進むなら、別に仏は要らなくなってしまいます。
だから、恨みよりも違う気持ちの持ち方を求めてハスノハにご質問いただいたのかなと察しました。
ご質問の災難の乗り越え方ですが、今の状態だと迷子さまの心の中は、亡くなった方より加害者で占められているように感じます。
亡くなった親戚の方の人柄や人生を、事故で覆い尽くされないよう、偲ぶ気持ちを持つことをおすすめします。
被害者の人生を思いつつ、手を合わせる。
これは我慢でも泣き寝入りでも呪文でもありません。
『加害者』や『自身の無力感』に気持ちを向けて怒りや絶望を呼び起こすより、手を合わせ、『親戚』に気持ちを向け慈悲の働きを呼び起こしてください!
というのが、キレイゴトかもしれませんが僧侶としての回答になります。
ご親戚から被害者を取ったら何も見出せなくなることの方が報われないです。
死に方だけに固執せず、歩んだ人生の価値を見出すと私の師は話してました。
ご親戚の方はどんな人柄でした?
ご親戚から生前いただいたり教えられたことはありませんでしたか?
ご親戚が迷子様に教えたことが無力感だけなら、悲しいです。
生前、教えてもらったり、いただいた事に視点を向けてくださることを望みます。
報い
拝読させて頂きました。
お亡くなりになられた方を心よりお悔やみ申し上げます。そして仏様に救われますようにと心より仏様にお願いさせて頂きご供養申し上げます。南無阿弥陀仏なむあみだぶつ
おそらくそのような医療事故やミスをした方々の心の奥底ではその事実や罪は決して消えることはありません。
今はよくてもふとした瞬間や眠っている最中や無意識のうちにそのような罪は必ずよみがえってきます。そして終生そのような悪業や罪からさいなまれます。つまり一生逃げることはできません。その罪が死の間際にもよみがえってきますし、追いかけてきます。自業自得です。やむを得ないですけどね。
ですからそのような悪業や罪を心から反省して心から懺悔して心から謝罪しなければ一生というか死んだ後もついてまわります。つまりそのような罪を犯した方は懺悔して謝罪しない限り安心を得ることも幸せになることもできません。報いですからね。
あなたはお亡くなりになられた大切な方を心を込めてご供養なさって下さいね。
あなたがこれからもずっとお健やかに人生を生きていかれますように切にお祈りさせて頂きます。
質問者からのお礼
泰庵さま
この度はご回答頂きありがとうございます。色々な感情で頭の中がぐしゃぐしゃになって打ちひしがれていたのですが、アドバイス頂き心がすーっと洗われたような気持ちになりました。心の向きを亡くした親族ではなく加害者にだけ向けてしまっているとご指摘受けハッとさせられました。最期に会った時の状態があまりに酷かったもので被害者としての記憶で固定していましたが、それは親族の真の姿でもなくいつも優しく争い事が苦手だった故人が私が恨み続けるのも望むことでないはずなので、私は良いところや教えてもらったことをしっかりと受け継いで前向きに生きて行こうと思いました。今までの懐かしい思い出や感謝の気持ちも忘れずしっかり供養もしていこうと思います。本当にありがとうございました。
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Kousyo Kuuyo Azumaさま
この度はご回答頂きありがとうございます。優しいお言葉に心温まる思いがしました。担当した医者は人の命を何とも思っておらず世の中にはここまで非情な人間がいるんだなという感じでしたが、いつか本人が身内を亡くしたり何か窮地に追い込まれるようなことがあったときには罪の意識を思い起こして苦しんでくれたらいいなと思います。私は悔しい分生涯病院とは無縁でいられるよう健康には気をつけて強くたくましく生きていきたいと思います。供養もしっかりします。私なんかの為にお祈り下さり本当にありがとうございました。本当に感謝致します。