弟との向き合い方
25歳の弟との関係で悩んでいます。
大学卒業後、都内で就職をした弟ですが半年経ち役者になりたいといきなり仕事を辞め演劇の道へ進みました。辞めたことは事後報告で「借金が200万円ある」と両親に連絡してきました。借金は演劇の学校代また人付き合いのための飲み会で膨れ上がったと。両親は借金を払うから、地元に帰ってくるよう話したのですがいうことを聞かず役者を続けたいと。借金は親が肩代わりし弟は私の家に居候という形になりました。(居候してバイトをし、お金を貯めて演劇の道にすすむとのことです)
しかし一緒にすんで3ヶ月経ったある日、弟の部屋がもぬけの殻になっていました。弟の友人に聞くと居候だと、彼女を自由に家に呼べないことがストレスだったとのことです。その後は、彼女と暮らしその彼女と別れたら友達の家と点々としているようです。
居候してる間にまた借金を作りその借金の督促がうちに毎月届きます。また両親が携帯代を払うのをいいことに、携帯決済を使い月10万ほどの買い物をしています。
借金の督促が来ていることを連絡しても未読スルーをします。最近はそんな態度に両親も怒り、携帯の支払いを別払いにしました。その後、本人から「情けなくて合わせる顔がない」と連絡がきましたがその後はまた音信不通となりました。
プライドが高く、お金も計画性なく使ってしまう子です。今年父が還暦で、お祝いの旅行などもあり参加して欲しいのですが、そういった連絡も未読スルーです。父は体が悪く先が長くないので参加してほしいのですがそれを伝えても連絡はこず。
しかし、友人から「弟のSNSみたけどいいもの買ってるね」と財布やイヤフォンなど高額なものを買い楽しんでいるようです。私から見ると、合わせる顔がないっていうけど、言ってることとやってること違うよねと。
両親が直接話に行こうと思っているのですが、コロナで都内に出てくるのが難しい状況です。自分の身の丈に合った生活ができない(我慢ができない)ので、後々なにか犯罪を犯したりしないか心配です。また、現在督促が来ている借金も払ったほうがいいのかとも思っています。(毎月くる督促がストレスです)。
家族が一番の心配は、連絡が取れないことだと思います。連絡がないので、弟がどう思っているのかわかりません。
今後どう付き合っていけば良いのでしょうか。ご教授いただければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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子煩悩の歴史と清算
こんにちは、初めまして。
一般的に浸透している仏教の言葉は数々ありますが、中でも煩悩という言葉は今でも巷間で用いられます。煩悩とは、身を煩わし、心を悩ますもの全般を指します。それは、自分の都合を中心に考えるからこそ身を煩わし、心を悩ますのだ、と教えられるのが仏教です。
この煩悩を用いた語で、子煩悩という言葉があるのはご存じでしょう。親が子をとても可愛がる様子を表している語ですが、敢えて煩悩の語をもって表現しているのが特徴的です。子供が可愛い、それは親としての当然の情ではあるが、それさえも煩悩の現れなのである、のです。
弟さんは、退職を前後して突然このような人になったのでしょうか。
私には想像しにくいです。
親が子煩悩そのままに猫かわいがりを幼少からし続け、子は子で煩悩そのままに自分に都合がいいものだから甘え続ける。この関係がずっと続いてきた延長線上が今なのではないのでしょうか。
弟さんは、どこまでいってもご両親とあなたが自分の都合の良い様に取り計らってくれる、煩悩全開の状態なのでしょう。言い方を変えれば、全く自分を省みられない不幸な状態とも言えます。
「借金の督促」が連帯保証の故なのかは分かりませんが、これ以上は一文も払わない、その決意が大切でしょう。それは、根本的にご両親が子煩悩故に招いてきた総決算の時期に来ていると思います。この決算で、経済的にも、親子の関係としても白紙の状態からやり直す好機とも言えます。
ご家族全体の今後を、心の面でも、経済的な面でも健やかにするためには、荒療治であってもやるべきことをやる必要があると思います。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
末っ子であるが故、少し自由に育ってきたところもあるのかもしれません。
家族としては手を差し伸べたいと思うことも、相手を想うからこそ一歩引いて見守ることも大事なのかなと感じました。
本当にありがとうございます。