家族の仲がギスギスしています
今、家族の仲がギスギスしています。
事の発端はエアコン設置してほしい、という母の言葉からでした。この時世、エアコンがないというのもおかしな話ですが、拙宅は古い家で一部リフォームしたとは言え設置できるようなスペースも限られていました。そして父は外仕事が多く、外気温と家の気温に差があるのは身体がしんどいからと、エアコン設置に前向きではありませんでした。
姉が父に発破をかけた……というのでしょうか、幾度かの言い争いと話し合いの後、エアコン設置が決まりました。
しかし、母はどうも不服のようで、父に対して不機嫌な態度を取ります。それについて姉が母に苦言を呈したところ、こちらもちょっとした言い争いになりました。
母は、私を味方につけたいようで、父や姉の愚痴を話します。ただ、母にとって父は他人であろうとも、私には父の血が半分流れており、また、姉と私は双子の姉妹です。母が二人の愚痴を言う度に、私にもトゲが刺さります。ただ、私が言い返したりすると、母が泣くのは目に見えています。私は人が泣いているのを見ると、もらい泣きしてしまうので、出来ればそれは避けたいので、何も言いません。
母は、結婚してからずっと自分は我慢してきたのだと、姉との言い争いの際に話していました。色々と我慢してきたと話すので、姉と私は、我慢するくらいなら縁切りすれば良かったのでは、とその時、メッセージをしあいました。
出来れば、私は家族が仲良く過ごせる環境であってほしい、と思っています。
一年ほど前、仕事上のストレスと自己嫌悪で、うつになり、休職していました。七月にようやく復職し、時短勤務ながらシフト通りに出勤していました。しかし、父と母の間に溝があると、どうしても気になってしまい、身体に不調を感じ、仕事を三日ほど休みました。まだ通院は続けていますが、医師には調子がいいと伝えています。両親の仲、母と姉の仲が悪くて、気分が落ち込むと話せば気が楽なのかもしれませんが、家を出れば良いと提案されても困るので言えません。
どうすれば、家族仲が良好なものになるでしょうか。いつもにこにこしていろとは言いませんが、言い合いになっても仲直り出来るような仲になって欲しいと思います。お知恵をいただければ幸いです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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どういう人生にするかはあなた次第
家族の仲がギスギスしているのは嫌ですね。お互いが相手の機嫌を意識しながら過ごすというのは、緊張感もあって疲れますね。開き直って暮らしても良いことはありませんしね。お家の中で「ありがとう」「助かったよ」「また手伝ってね」などの感謝の言葉は飛び交っていますか。あるいは、「ごめんなさい」「さっきは悪かったね」などの相手を気遣う言葉はあるのでしょうか。
おそらく皆さんは、自分は明日も元気で今日の暮らしがこれからも続くと思っておられるのではないでしょうか?
私のお寺には僧侶になりたいと言って門をたたいた方がおられます。きっかけはガンで余命宣告をされたことでした。それを医師から告げられて、家までの道すがら今までの景色が変わって見えたと言います。限りあるいのちと思ったとたん、家の中での自分の振る舞いに心がいったそうです。職場で嫌なことがあったときは、家庭で返事もしない、食事も黙ってする、自分の好みでない時は不平不満を言うなど自分本位の過ごし方をしていたそうです。
でもいのちに限りがあると知ったとき、今まであまりにも無駄な時間を過ごしたと気づいたそうです。残されたいのちを大切に使おうと思われたそうです。そして家族への感謝と愛情の表現を目いっぱいするという目標を掲げられ、毎日実践されたということです。それは家族にも伝染し、今では笑顔の絶えない明るい家庭になっています。
人間は生まれた時から余命宣告されているのです。人生は限られています。どういう人生にするかはあなた次第です。まずあなたから変わって見ましょう。