母が亡くなりうつ病が悪化
40歳・女性・一人暮らし・うつ病の障害を持っています。
今日姉一家と暮らしていた母が亡くなりました。半年前から余命宣告を受け、ここしばらくは訪問診療の医師が毎週「今日か明日」と余命を言っていましたが、私は毎日母の完解を祈っていました。前日まで。そのせいなのか、亡くなった実感が少ないです。
医療に対する失望・恐怖を持ちました。医療センターで母の主治医だった医師は、対応が遅いことが多かった。訪問診療ももっと何かしてほしかった、と思ってしまいます。水分も取れず、苦しそうにしている母がかわいそうでした。「自分も将来医療に何もしてもらえないのでは」と考えてしまい、恐怖です。母や姉は訪問診療・介護の方たちのことを良く言ってたので、問題ないのかもしれませんが。ただ医療センターの主治医のことは、やっぱり恨んでしまいます。2人とも不満と怒りを持っていましたから。恨んでも意味ないのでしょうけど・・・。
母子家庭だったので、親は母だけです。私は姉と少し距離があり、「母が亡くなったら私は天涯孤独状態になってしまう」という不安が強かったです。距離があってもやれることはする、と今は思います。
先日うつ病の通院で、先生に「母の具合が悪く、私もひどく不安定になっている」と伝えたら、「もう5分も話している、他の患者もいるから」と言われたのも少しショックでした(そんなに悪い先生ではないのですが)。医療機関以外にも相談先を探したり、居場所探しをしとけば良かったと反省しました(少し落ち着いたら探してみたいです)。いのちの電話のネット相談も受けています。情けない、もう少しどっしりしたいなあ、不安が強いと体にも悪い、と思います。
母が亡くなる前日、お見舞いに行けたのは良かったです。せん妄状態でしたが2時間ほどずっとそばにいて時々手を握ってました。私が不安定になっていることも気にしてましたので、前向きな姿を見せられるようにしたい。
でも気が付くと、"亡くなった人と話ができる"サロンなどを検索してしまいます・・・。不安な時は座ってられず、頭が回ってるような重い感じがします。一時的なのかしばらく長く続くのか分からないですが、母のことでうつ病が悪化している気がします。仏教はうつ病に良いでしょうか。
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尊さを知らしめられた時、どっしり居られるのではないでしょうか
お母さまがお亡くなりになりお悔やみ申し上げます。お母さまが亡くなる前日、お見舞いに行けて、せん妄状態でも2時間ほどずっとそばにいて時々手を握っていられたことは本当に良かったです。
主治医に、「もう5分も話している、他の患者もいるから」と言われたのも少しショックだったとのこと。きっとお母さまの容態が悪くなられた不安感で主治医に話されたいことが募っていて、ご自分では長く話した感覚がなかったのではないでしょうか。主治医も3分間診療と批判を受けながらも、沢山の患者さんをこなす中での苦肉の策なのでしょう。心療内科なら個別のカウンセリングを受けることは可能でしょうから、思いが溜まり過ぎた時には、主治医に依頼されるのも一つの手です。
医療に対する失望・恐怖を持たれた様ですが、医療従事者も人それぞれです。とても親身になって職務を全うされて見える方もあります。一度恐怖を持たれると払拭することは難しいかも知れませんが、医師も人間ですから相性もあります。セカンドオピニオンなど違う医師に相談も出来ますから、余り心配される必要はないかと思います。
姉さまとは少し距離があり、お母さまがお亡くなりになったことで天涯孤独になると思われていたことが、今は距離があってもやれることはすると思えて良かったです。親族との関係が繋がっていることはこれから先、色々な面で支えになられることでしょう。
お釈迦さまは「天上天下唯我独尊」とおっしゃるように、人は唯一の存在であり、それぞれに尊いと言っておられます。仏さまの教えを聞くことは、ご自分がどんな状況に置かれたとしても、その状況の中でかけがえのない自分を知らしめられることにあります。ご自分の尊さを知らしめられたなら、どっしりと構えていられるのではないでしょうか。