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鬱になりたい

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鬱になりたいです。高三の受験生。志望校は常にE判定です。全然勉強しても点上がらないし受かる気も全くしません。過去問を解いても何も分かりません。

国公立に行ってくれと親に言われていたところを数学が出来ないから、やりたいことが私立じゃないと出来ないからという理由で私立志望になりました。そのため厳しいことはわかっていますが、大学を卒業したらバリバリ働いて親に大学諸経費を返したいと思っています。

これから人生ずっと休むこともできないのかと思うと人生に絶望しかありません。今は急失速していますが去年から割と勉強は頑張っていた方だと思います。それなのに志望校に届きません。こんなにやったのにだめなのか、、これじゃあ無理だ、らという気持ちでいっぱいです。大学受験が終わっても就活就職、、いつになったら楽になれるのでしょうか。休日は平日まで繋ぎ、生き地獄のように感じられます。

鬱になってお医者さんに休んでくださいと言われること以外人生サボらずに休む方法が見つかりません。鬱の人は今まで頑張りすぎたから休養期間が必要だそうです。鬱以外の人はつまり頑張っていないということです。

頑張ったら鬱になれますか。
鬱になるくらい頑張ったら休めますか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

現実的な選択と相談

こんにちは、初めまして。

「鬱になるくらい頑張ったら休めますか」という一文に、あなたの嘆息と苦しみが伝わってきます。受験勉強は大変ですよね。

一読した印象で、あなたは自分の身の丈に合わない目標設定に苦しんでいる、という印象を受けます。

まもなく受験本番が始まるこの時期に、「志望校は常にE判定」「過去問を解いても何も分かりません」とあり、現実と理想に随分幅があるように感じられます。今の段階であったなら、既に過去問はある程度繰り返し復習済みで一定程度理解できいなければいけないし、客観的評価でEならば方向転換をすべきではないでしょうか。

あなたは、親御さんに遠慮しているようにも伺えます。
「国公立に行ってくれと親に言われていた」けれども、「数学が出来ない」「やりたいことが私立じゃないと出来ないからという理由で私立志望になり」とあります。「やりたいこと」は文系だと想像しますが、その「やりたいこと」はかなり特殊でない限り、どの大学でも学べるでしょう。

あなたは親に遠慮して「国立」から下の偏差値の、親の納得するぐらいの「私立」でないと顔向けができない、という袋小路に入ってしまっていませんか。身動きが取れなくて、現状変更が言い出せなくて苦しいのではないでしょうか。

あなたは、文末に「頑張ったら鬱になれますか」「鬱になるくらい頑張ったら休めますか」と書かれています。

偏差値、ネームバリューために勉強するのではないし、休むために勉強するのでもないでしょう。それはあなたもおわかりだと思います。

自分の「やりたいこと」を深く追究し、その「やりたいこと」に関連した職業で働く喜びを得るために今勉強しているのではないですか。

大学の偏差値、ネームバリューは今のあなたにも、もしかするとご両親にも大きい指標なのかもしれません。しかし、本当に大切なのは、自分の幸せな将来に直結するための勉強であり、選択のはずです。偏差値、ネームバリューのために鬱になるのであったなら、それは本末転倒です。また、就活、就労は、自分の現実を抜きに語ることはできません。

時期も時期ですから、早急にご両親に相談しましょう。
その際は、具体的な進路先、現実的な合格を狙える所の提案をあなたからしてみてはどうでしょうか。

あなたの望む進路へ進学できることを願っています。

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釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

こんなに早く返してもらえるとは思っていなかったのでとても驚きました。ありがとうございます。半日これからについて考えました。
私が第1志望に行きたい理由はその大学にいるある教授と共に学びたいからです。それなりに知名度がある大学で就職の時に少し有利なのかもしれないというのも理由の一つです。そのためE判定でも過去問全然解けなくても目指しています。これからも目指し続けるつもりです。
ただ、同じ分野の現実的な併願校をはっきり決めました。もちろん第1志望に行きたいですがその併願校でもやりたいことの勉強は出来るので少し気が楽になりました。
これからも鬱になりたいと思う時もあるかもしれませんがここに書いたことを忘れずあと半年頑張りたいと思います。

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