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毎日悩んでいます

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数年前に色々あって離婚し、現在はその際に相談に乗ってくれていた男性と再婚しました。こどもにも恵まれ、現在の夫はとても優しくて、毎日たくさん話をしたり休日に出掛けたりと幸せです。
でも本当は、毎日、しにたい、消えたい、申し訳ない、という気持ちで苦しいです。
一つ目の理由は前の結婚生活の際、元夫に頼まれてわたし名義で借金をしてしまい、現在もその問題が解決していないこと、また、元夫のせいで警察沙汰やあらゆる人間トラブルに巻き込まれたり、なかなか離婚できず辛い時期を過ごしたことで、元夫への憎しみが未だに自分の中で整理できていないからだと思います。現在は幸せなので、過去のことだと思いたいのですが、毎日思い出しくたくもないことばかり思い出しては、相手を呪うような気持ちで過ごしてしまいます。以前の結婚生活では、そんな相手を選んだのは自分だから、と諦めて生活していましたが、今更、我慢していた怒りが抑えられなくなっています。そして、過去に起きたことは変えられないため、何だか色々なことに無気力になり、しにたい、と思ってしまいます。
二つ目の理由は、現在の夫とは略奪婚のような形になってしまったことです。現在の夫と出会った当時はバツイチだと聞いていて、相談に乗ってくれたりしていましたが、男女の関係ではありませんでした。わたしは前夫と、夫は前妻の方とお互いに別居状態であったため、現在の夫が前妻と離婚していなかったことに気付くことができませんでした。しかし、わたしが離婚し、夫と付き合いはじめ、夫のこどもを妊娠してから事実を聞かされました。その後、夫も前妻との離婚が成立し、わたしたちは再婚しました。わたしの中では、そんなつもりではなかった、今更こどもができてから言われても困る、それでも夫は好きだし優しいし、という気持ちで別れることができませんでした。現在、夫は育児にも家事にも協力的で、不安定なわたしをずっと支えてくれていることもあり、本当に感謝しているし愛しています。でも、騙された、と夫を責めたい気持ち、前妻の方に申し訳ない気持ち、自分がこんなに幸せになってはダメだ、などの気持ちで、葛藤してしまいます。ずっと頭の中が混乱しているような状態です。
わたしはこれから、どのような気持ちで生きていけば良いのでしょうか?

2023年6月29日 19:53

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

悩みを順序だてる

さな 様 相談ありがとうございます。

沢山お悩みをお持ちのようで、毎日お疲れかなと拝察いたします。
悩みを順序だてて解決・処理することも必要ですので、メモ書きでもいいので、書いてみましょう。さらに物理的か精神的か分けること良いかもしれません。
借金に関してなどは物理的ですから、感情を入れず、どのように返済していくのかしっかりめどを立てていきましょう。
そして過去の体験ですが、今目の前で起こっているのではないので、
「過去のそのことがあったから、今の幸せがある」と解釈できるように感情や気持ちの整理をしていきましょう。
例えば、憎しみ怒り怨みの感情は、そのことによって自分を嫌な出来事から分離するための必要な感情で、怒り怨み憎しみと共に嫌な体験を吐き出してしまえば、その出来事から遠ざかることが出来て、今の自分を助ける感情だと思うようにしてみてください。何度思い出しても、吐く息とともに吐き出して、感情もろとも遠くへやってしまいましょう。
難しいなら、セラピストやカウンセラーの力を借りると楽になると思います。
そして、現在の葛藤についてですが、おそらく脳の過剰反応かと思いますが、自分に罪悪感的なものを感じていることで自己嫌悪になっているかと思います。
この自己嫌悪は、恥や罪的な感情からくる過剰な反応です。
自分を癒し、優しくして、まずは心を落ち着かせましょう。何度も深いゆったりとした呼吸を繰り返し、ざわつく心を沈静化していきましょう。そしてさらに自分に思いやりと寛容さを向けて、心の温まることを思い出し、自分が優しさで包まれたような感覚に浸ってみましょう。ご主人がしてくれる身近な優しさや愛情をさらに強く感じても良いと思います。そして、自分に強さと勇気も備わっていることも感じていきましょう。
しっかりとご主人と愛を育むとわだかまりのない気持ちを感じられた時、安心して居られることを認識してみてください。
参考にしてください。一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。この欄の字数制限であまり答えられないのですが、もしあなたの傍にあなたを思いやる大親友がいたら、あなたにどんなに優しい励ましの言葉をかけるでしょう。そのことをイメージしてみてください。もしご縁を続けていただけるようでしたら、メールか公式ラインでお願いします。ご縁に感謝申し上げます。
ご縁に感謝申し上げます。

2023年6月29日 22:13
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有り難し
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お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋 孝修様
回答ありがとうございます。
何もかもがなかなか計画通りには行かず、うまくいかないのですが、もう一度頭の中を整理するため、悩みを書き出してみようと思います。
憎しみ怒り怨みの感情は、そのことによって自分を嫌な出来事から分離するための必要な感情、というのがすごく心に響きました。ありがとうございます。
脳の過剰反応、確かにそうかもしれません。誰にも何か言われたわけではないのですが、常に責められているような気がしています。元々、「こうあるべき」という考え方をしてしまうことが多く、自分で自分に優しくする、ということに納得がいかないのに、結局何もできなくなり、夫や周囲に甘えてしまっている状態です。もう一度、自分を見つめ直してみようと思います。本当にありがとうございました。

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