希死念慮と闘ってきました
はじめてお話させていただきます。よろしくお願いいたします。
何年も希死念慮に抗ってきました。
死んではいけない。生きて責任を全うしようという意思はあります。苦しくて涙が出るのは、死にたいという気持ちを死んではいけないという考えで打ち消そうとするときです。
気持ちを押し殺さなくても、終わりの準備をしながら生きればいいと己に言い聞かせてここまで長らえました。生命保険、連絡先の整理、持ち物の処分、仕事のマニュアル作成……でももう頑張れそうにないのです。
愛犬に病気が見つかりました。
なぜ犬がこんな目に?私の病気だったらよかった。延命治療は苦痛では?最後まで一緒にいたい。その後は?
私の役目も希死念慮も関係ないところで、犬の存在だけは幸福そのものだったのに。
私はこのさき何十年も死ぬ準備を続けていく自信がありません。心が落ち着かず、最近は物を捨てる行為をとめられません。
その時がきたら、誰かにお疲れ様と言われたい……などと贅沢なことも望んでしまいます。お坊さんは、自死するような愚か者に労いの言葉はかけてくださいませんか?
最後まで犬に寄り添うことができたら、もう一度ここへきてお話してもいいですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
こうして出会えたことに光があるように思いたい。繋がっているよ
プロフィールも読ませてもらいました。
生きて責任を全うする、あなたには大事なことなのね。
でも、それを背負うのは、あなた一人なの?
気持ちを押し殺してまで、踏ん張っている あなたを想うと、手を伸ばしていいんだよ〜ちゃんと繋いでいるからって、そう言ってあげたいわ。
死ぬ準備を繰り返すために、生きているようなものよね。
それは、あまりにも、寂しいわね。
あなたが抱えているものが、どれほどのものか。
私は、あなたの一部分しか知らないのかもしれないけれど、こうして出会えていることに 光があるように思いたいわ。
いくらだって、お疲れ様〜よく頑張ってきたねって、抱きしめてあげたいよ。
ちゃんと繋がっていますから。
いつでも連絡してきていいのよ。
質問者からのお礼
中田 三恵 様
お返事ありがとうございます。
「あなたには大事なのね」と認めていただけたことに驚いて泣いてしまいました。今までは勇気を出して悩みを打ち明けても「そんなこと考えなくていい」「ふつうは気にしない」「皆がそうなんだよ」としか言われなかったからです。
体を壊してやっとの思いで退職した時も、身勝手だと叱られるだけで「お疲れ様~よく頑張ってきたね」なんて言ってもらえませんでした。
甘えたことを書いてしまい少し後悔していたところへこのような温かいお言葉をいただき、恥ずかしくもありがたく、胸がいっぱいです。
私は寂しいのかな……犬がいなくなったら寂しさに耐えられないと恐れているのかもしれない、という気づきもいただけました。
もうしばらく頑張って、犬と祖父母のためにできることをやります。
繋がっているのなら、私にも中田様の健やかな日々をお祈りさせてください。ご多用のなかお返事をくださって本当にありがとうございました。