猫の形の仏像
こんにちは、凡斎です。
以前少し話しましたが、私は部屋の一角に「お祈りコーナー」を作りそこに香炉や燭台等を置いて毎日祈願供養をしているのですが、仏像がないので、パッと見ると「壁に向かってお経を読んでいる」という状況です。
なにか落ち着かないなぁ、と今回仏像を買おうかと考えて、ネットで探し始めました。
しかし、仏壇もそうですが、中々に…高価であり、裕福ではない私では手が出ないか…と諦めかけていました。
そこであるサイトで「猫の形の仏像」という物がある事を知り、早速見にいき、かなり気に入った訳です。
もともと私が猫が好きと言う事が大きいのですが、何より昔飼っていた猫(オス。名前は『ボウズ』でした。親父殿命名。オスだったからという理由)に似ていたのもありますが、なんとか手が届きそうな価格という事もあり、購入を考えています。
さて、ここでお聞きしたいのは
①「猫の形の仏像」を祈願供養する為に使ってもいいのか?
②「開眼法要」というものがあると聞きましたが、「猫の形の仏像」もしてもらうことができるのか?
と言うことです。
あいも変わらず、緊急性はありません。緊急性のある方がいますから、後回しにしてくださっても構いません。もしお時間がありましたら教えてくだされば幸いです。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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「誰」のお姿なのか
仏像は、仏様のお姿を写した物体です。
たとえば、もしも2600年前にデジカメが存在したなら、お釈迦様の写真データがあるので、もっとリアルな「釈迦如来像」を製作できたでしょうけど、現在の釈迦如来像は「※これはイメージです」なんですね。
でも、お釈迦様という人物は実在したお方です。
猫の姿をした仏様・菩薩様・神様(天)というのが、お経に登場されるお方なのかどうか、私は知りません。
「誰の像」なのかわからない像なら、それは厳密には「仏像」と呼べない、仏像っぽい像にすぎないと思います。
たとえば「畜生の生き物たちを導くために猫の姿に変化した観音菩薩様を表現した像です」ということなら、理解できます。
仏像として礼拝対象にするなら、開眼の儀式をやるのが一般的ですが、必ずしもやる必要はありません。
ただ、その像が古くなって処分するときに、「開眼していないからただの人形だ」とゴミに出せるかどうか。
それが私たちになかなかできないので、魂を入れる(開眼)とか魂を抜くとか、儀式で「心のケジメ」をつけるのかもしれませんね。
質問者からのお礼
願誉浄史様、有り難う御座います。
猫の形の仏像、それが誰か…如来らのか、菩薩なのか、はたまた天部なのか…ははっきりとわかるやうになっています。形が猫なだけという…説明がうまくできませんが。
開眼について、理解いたしました。
お答えをふまえて、のんびりと考えたいと思います。
有り難う御座いました。