hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

今後の彼への接し方、関係をどうすべき?

回答数回答 1
有り難し有り難し 14

私には、10以上離れた年上の彼がいます。
何もなければ結婚していたでしょうが、数年前、彼の病気が発覚した上、仕事のトラブル、ご家族のご不幸などが立て続けに彼の身に降りかかり、消えてしまいました。

結婚できないと、終わった関係だと理解しながらも、まだ彼を愛していることや、彼の辛そうな様子に寄り添うことを選びました。

彼の仕事の状況や遠距離で逢うことも叶わず、いつしか連絡も私が起点となってするだけ…
最初は寄り添うことを目的としながら、あまりに辛そうな彼が、私の知らない内に消えてしまうんじゃないかと、その不安を消すために連絡するようになっていました。

そんな日々が2年過ぎました。
ある日、珍しく彼から連絡がありました。ひどく弱りきり、どうでもいいと諦めた言葉に悲しく泣きました。でも同時に彼にとって甘えられる存在だと久しぶりに感じられて、また泣きました。

そんな自暴自棄な様子の彼が心配で、翌週、連絡をしました。
しかし連絡した前日、さらなる不幸が彼を襲っていて、その大きな不幸からは私が心配したことは些細なことに過ぎないと、どうでもいいことを心配するなと怒られてしまいました。
すぐに言い方が悪かった、ごめんと言ってくれましたが、分からなくなりました。

あんなに優しかった彼が荒んでいく様子が悲しいです。

支えになりたいと考えた私は、彼にとって余計なお世話なのでしょうか。
これから彼にどう接していけば良いのでしょうか。

彼との結婚も、彼の子供を産むことも、もう叶いません。でも、今を乗り越えたら、いつか、手を取り合って穏やかな時間を2人で過ごせる日が来るかも…。それが私が描く一番幸せな将来です。

友人が次々に結婚し、子供を産んでる様子に、妬み、嫉みから、心から喜んであげられません。
醜い自分の心根も嫌になります。

あと今回の件で、心配してあげてるのにという気持ちが自分の中にあることを感じました。
連絡を返してくれるだけで安心していたのに、なんでわがままになってしまうんですかね…


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたの心と相談しながら

こんにちは、初めまして。

文面からは、あなたの彼を支えようとするその優しいお心が伝わってきます。また、複雑な心境も。

私は男女間の愛情のあり方は、必ずしも結婚ではないし、正解というものもないと思っています。ですから試行錯誤はあっても、あなたが彼を支えていこうとするその気持ちは、それでよろしいと思います

ただ気になるのは、「友人が次々に結婚し、子供を産んでる様子に、妬み、嫉みから、心から喜んであげられません。醜い自分の心根も嫌になります」というところです。

私は醜いと思いません。あなたの心の現実そのものなのですから。あなたは嫉妬をしている。その現実から始めることはあなたの幸せにとってとても重要です。

嫉妬とは誰かを比較の対象と考えるからこそ起こる心です。その心があなたの中でこれから大きくなっていくのか、小さくなっていくのかそれはあなたにしかわからないでしょう。

またもう一つ大切なことは、支えたいという事と支えるべきは違うということです。これもあなたの中でどちらが優勢になっていくかはあなたのみぞ知るです。

あなたの中で嫉妬が小さくなり、支えたいが盛んになればそれもよし。しからずは別の選択をするもよし。彼がどのような反応するかにかかわらずまた正解もない限りあなたの心と相談しながら対応していくのが宜しいでしょう。

追記
ご返信ありがとうございました。
「考えて、泣いてを繰り返して、自分で決めるしかないんですね…」とのことです。私は、回答末尾で、「あなたの中で嫉妬が小さくなり、支えたいが盛んになればそれもよし。しからずは別の選択をするもよし」と書きました。現在の自分の状況はどうですか?。

「嫉妬」の大小、「支えたい」「支えるべき」どちらになっているか。それを心のなかで確かめてください、と言いました。「自分で決める」のは確かにそうですが、あなたの現在地はどうなっていますか?お考え下さい。

{{count}}
有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
このお坊さんを応援する

質問者からのお礼

相談に乗っていただきありがとうございます。
正直、一刀両断され、執着せず新しい道に進めと言われるものと思っていました。

私自身、友人と同じようになりたいなら、今からでも別の道を歩むべきと分かっているからです。それでもなお、今の道を選び続けているのは自分だと言い聞かせ、諦めながらも、嫉妬や苦しみから逃れず息苦しい…

今の心の在りようが苦しいです…

考えて、泣いてを繰り返して、自分で決めるしかないんですね…

「嫉妬」の大小、「支えたい」「支えるべき」どちらになっているか…

支えたいとは思っても、支えるべきと思ったことはありません。
けれど、嫉妬は分かりません…。その場では笑えます。けれど早く話を変えたくなるし、直視するのが辛いと感じます。

親に、自分が死んだ後、孤独にならないか心配をかけてしまっています。
子供好きの両親に、孫を抱かせてあげられなくて、申し訳ないと感じています…

今は、日々の生活を送る中で、常に嫉妬に苛まれ、苦しくなるということはありません。
それは家族がいて、集中できる仕事のおかげです。でも、他人の幸せを目の当たりにするとき、直視できないです…。

大きいのか、小さいのか…
誤魔化しているだけなのか…
よく分かりません…

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ