兄の死について
答えていただくのに関係あるか分かりませんが、家は浄土真宗だそうです。
先々月、兄をがんでなくしました。
1. 仏壇に手紙を置くのは意味ありますか?
2. よく亡くなった人の魂は生きているとか、天国から見ているって聞くんですが、ほんとうですか?
3. 生前、兄が気になっていたアニメやドラマ、映画などはどうすればいいですか?(例えば、遺影を持ってそれを見るとかは意味ありますか? 意味がある場合、遺影以外の写真とかでも大丈夫ですか?)
4. 死者に対する後悔はどうすればいいですか?(もっと早く兄の気持ちや体を考えればよかった,あの時ああすればよかったやこうすれば良かったなどたくさん後悔があります)
5. なにか強く念じたり考えたりしたことは亡くなったひとに届いてますか?
独特な難しい質問かもしれませんが、よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お兄さんを想う心は、すでに届いています。
せいやさんのご心痛お察し申し上げます。
宗派が違いますが、参考までにお話します。
1、手紙を書いた、その瞬間にせいやさんの思いは届きます。ゆえに仏壇に置いても置かなくても、その思いは届きます。
2、魂の存在については個々に解釈が違いますが、私は人間は、魂、意識(心)、肉体の三体から成立したいると思っていますので、死とは肉体の変化(消滅)のみで、魂、意識は存続しています。ゆえに魂が生きていると言えばそうなります。ただ、天国から見守っている訳ではありませんが、それを証明する方法は難しいです。でも、いずれf誰しもが同じ立場になるので、それは分かるでしょう。
3、お兄さんが生前好きだったことを、家族の方が観たり聞いたりすることでお兄さんを思い出すことにもなりいいのではないでしょうか。でも、特に遺影を持つ必要はありません。それはこちら側の都合かもしれませんね。
4・5、せいやさんが、お兄さんに対する後悔は、お兄さんにとっては必要ないことであり、むしろ後悔より、楽しくかったことをたくさん思い出して欲しいでしょう。人生にはそれぞれ意味があることなので、若くして兄弟を亡くすことで、様々なことを学ばせてくれることに感謝してください。それはお兄さんに対しする供養にもなるのです。
そして、せいやさんがこれからの人生を、せいやさんらしく生きてくれること、大いに楽しんでくれること、両親を安心させること、そして命の大切さを思ってくれることなど強く念じなくても届いていますし、又、満足されていかれます。
ご質問にお答えいたします
せいやさん、こんにちは。書き込みありがとうがとうございます。質問にお答えいたします。浄土真宗だからこれが正解ということはありません。同じ浄土真宗でもお寺や僧侶によって考え方は違います。その旨ご承知の上で参考にしていただければ幸いです。
1、手紙を置くことそのものに意味はありません。浄土真宗でしたら、お寺や僧侶によっては置いてはいけないと言われる可能性もあると思います。仏壇のそばに置けばそういった心配は無いと思います。
どういった手紙ですか?亡き人への思いを記して手紙にするということでしょうか?それでしたら私ならば、(グリーフワークとして)書くことの意味はあるかもしれませんと伝えます。
2、浄土真宗では、亡くなった人は私に先んじて仏様(=阿弥陀仏)の国(=浄土)に生まれて、仏様(=諸仏)としてはたらくと私は聞いています。せいやさんがhasunohaを通じて僧侶に聞いてみようと思ったのはお兄さんのことがあったからだと思います。せいやさんが仏教にたずねてみようか思わせた仏様(=諸仏)のはたらきだと私は思いますよ。そこに、せいやさんのお兄さんは仏様(=諸仏)として、せいやさんや私にはたらいていると思います。
3、浄土真宗はこうしなければならないというのはありません。遺影を持つことにも持たないことにも強い意味は仏教としては無いでしょう。ただ、せいやさんがそうなさりたいならば、お兄さんが見たがっていたものを一緒に見たいという気持ちがあれば、行われても構わないと私は思います。
4、亡くなった方が生きていた頃のように、私たちと話をしたり、私たちの思いを受け止めてくれることは、残念ながらもう無いことだと私は思います。ただ、たとえば1の手紙だったり、hasunohaの姉妹サイトのそらノート( https://soranote.jp )のように思いを文字にすることに、辛い思いを抱えておられるご家族が、少しその思いを抱えやすくできる意味があると私は思います。
5、せいやさんが強く念じたり、考えたりしたことがお兄さんに届いていて欲しいのかなとご質問からは感じます。亡くなった人に届いているのかどうか、私にはわかりません。ただ、浄土真宗の僧侶として、浄土真宗のあなたに言えることは、亡くなった人の思いは、せいやさん、今でもあなたに届いていますよ、と私は思います。