いなかった事になりたい
私は今年の2月に鬱病と診断されました。
原因はよく分かってないのですが、去年引っ越し、転職、結婚、妻の妊娠と人生の転換期がドドっと忙しくあって
今年の年始から気が抜けたようにストンと気分が落ちたのがきっかけと思っています。
病院は薬をくれるだけでカウンセリングとかはしてくれないのであまりあてにしてません。
欠勤しながら行っていた仕事は6月に辞めて同時に子供が産まれました。
8月頃に気分が少しづつ良くなってその頃から再就職活動を始めたのですが、なかなか決まらず面接を断られるたびに「私は世の中にいらない存在」なのではと思ってしまい、現在はまた何もできない毎日になってきています。
妻の事は愛していますし、子供もすごく可愛いのです。
しかし、妻は私が鬱病という事実をあまり理解してもらえてません。
8月頃に気分が良くなった時も「ほら!鬱病じゃなかったんだよ!」と言われました。
実家に帰省するたびに妻の両親や姉弟が子供の面倒を見てくれて妻も「実家に帰ると超楽」と言っています。
そう聞くたびに「私が死ねば妻は実家に帰って楽ができて保険金でのんびり暮らせるのでは」と頭によぎってしまいます。
前まで楽しいとやっていた趣味も全く楽しいと思えず、むしろ部屋を圧迫してる邪魔物に見えてしまいます。
仕事をしようとしても受け入れてもらえない
楽しみだったものも楽しめない
私がいなくても妻と子供は生きていけそう
じゃあもう私は必要ないですよね?
ただ何もせず生きてて悩んで苦しいだけなら生きてない方がマシでしょう。
でも死ぬのは怖いですし、痛いのも嫌いなので自殺も嫌です。
偶然何かの事故で死にたいです。
それかいままでここに存在してなかったようにスッと消えたいです。
最初からいなかった事になりたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
まず治療に専念しましょう。
『もう私は必要ない』『何かの事故で死にたい』『スッと消えたい』…とおっしゃっています。でも、それはあなたの本心からですか?
『妻の事は愛していますし、子供もすごく可愛い』ならそんな気持ちは表れないのではないですか? 御家族への思いは本心ではないのですか?
あなたの今の気持ちは実はご病気から生じているのです。ですから本心でないことも考えてしまうし、浮かんでくるのではないでしょうか。
ならば、答えは一つ…ご病気を治すことです。
お薬はきちんと飲みましょう。
そして、それにもまして大切なことは奥様に今のあなたの状態をきちんと説明して理解してもらうことだと思います。
『ほら!鬱病じゃなかったんだよ!』…という奥様の発言も願望からとはいえ、あなたにとっては辛いことでしょう。
あなたの病気を知ってもらい、それこそあなたにとって一番の「カウンセラー」「アドバイザー」になってもらいましょう。
あなたのご病気は治ります…そしてまた、時間が掛かっても必ず直しましょう。
その為には十分な休養が必要です。
どうか、あなたを大切に思う御家族、そしてあなたを支えて下さる仏様のおはたらきを受け止め、しっかりと治療しましょう。
あなたと御家族のご多幸を念じ申し上げております。