宗派の違うお経について
こんにちは。
近々、母の49日があります。私たちは無宗派なので、お葬式の際には葬式屋さんに手配していただき、初めて聞くお経、初めて見る作法でした。今のところ、49日もそちらのお坊さんに来ていただく予定です。
しかし私たちが馴染みのある、覚えている部分もあるお経は、母方の祖父母の法事の際などにお世話になっている、浄土真宗 東本願寺のお経です。初七日〜49日の法要は省略させていただいてるので、7日ごとに自分たちで浄土真宗のお経を唱えています。
お仏壇も新しく購入しましたが、お仏壇に祀るご本尊・両脇仏の掛軸も、無宗派だと何も無しと言われたので、おじいちゃんと同じにしようということになり、仏壇屋さんに浄土真宗とお伝えして浄土真宗の物を購入しました。
そこでお聞きしたいのですが、
このような状況で、よく知らない宗派のお坊さんに来ていただいてもいいでしょうか?
お経も、作法も全て違うので、私たちもですが、お母さんも戸惑ってしまうと思います。
もし、やめておいたほうがよければ、おじいちゃんのときにお世話になっているお坊さんに頼もうと思っています。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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仏縁
なっちゃんさま
故人さま並びにご遺族皆さま、参列の皆さまにおいては、ご葬送におけるご仏縁を頂戴することが何よりも大切なものとなります。
もちろん、何でも良い、適当で良いというわけでもありませんが、私たちにおいて最も気になるのが「仏縁」になります。
その仏縁を頂くための一つの重要な儀式が「葬式」となります。
しかし、本来であれば、生前において確かなる仏縁を頂戴して、仏教に帰依し、僧俗問わず仏道に励めるように各々努めるのが望ましいことではあります。
しかし、なかなかそうはいかないところがあるのもやむを得ないのですが、葬儀がその最後の砦的な役割となります。
また、その葬儀を執行する導師についても、できれば、しっかりと信頼のおける者に任せるのが望ましいところであります。
もちろん、葬儀社さんも信頼が大事な生業ですから、変な僧侶を紹介したりはしないとは思いますが、、
どうしても気になるところ、資質に欠けるところがあるというならば、代えられても構わないかとは思いますが、あるいは、それも一つのご仏縁として縁を紡がれるのも良いかとは思います。
ただ、宗派が違うとなると、故人さまが折角頂いた仏縁と異なることになり、色々と問題があると言えばあります・・ご本尊様の問題やお経のこと、供養のあり方など・・
例えば、他宗派では追善供養という形式で供養を行いますが、浄土真宗さんの場合では追善供養という形式はとらないとか・・
故人さまが頂いた仏縁と合せて供養も行うのが良いことにはなります。まあ、あくまで原則としてですが・・
宗派を問わず、仏教は仏教として気にせずに勤めるのも、もちろん否定は致しません。
とにかく、この機会に「仏縁」についてしっかりとお考えを賜れましたら、有り難いことであるかと存じます。
川口英俊 合掌
どちらの僧侶にお勤めしてもらいたいですか?
なっちゃんさん、こんにちは。書き込みありがとうございます。
東本願寺(大谷派)のお経に馴染みがあって、七日ごとの中陰のお勤めをご自身たちでなさっているのですね。それはとても素晴らしいことだと思います。
また、仏壇屋さんを通じてお内仏(仏壇)を購入され、御本尊に阿弥陀仏を迎えられたのですね。
その中で、葬儀屋さんに通じてお願いした僧侶に法事を頼むべきか、それともお祖父さんの時にお世話になった僧侶に法事を頼むべきか、悩んでおられるものとお聞きいたしました。
そうですね、その他宗派のお坊さんに来ていただいても良いかどうかはわかりません。人それぞれ考え方は違うと思います。ただ、私自身は他宗派の御本尊の前でお勤めしてくれと言われたら戸惑いますね。事情をよく聞いて、自宗の三つ折り本尊を出してお勤めするか、もしくは、出さずに悩みながらお勤めするか、かなとは思います。
一方で、お祖父さんのときにお世話になった僧侶が居るならば、もしお願いできるならば、同じ宗旨の御本尊ですし、安心してお勤めできることでしょう。
なっちゃんさんは、どちらの僧侶に勤めてもらいたいと考えてますか?そこで考えてみても良いのかなとは思いますよ。ただ、他宗派の僧侶に頼む場合は、馴染みある浄土真宗のお内仏を迎えたことについて、説明して納得していただく必要はあるのかなと思います。
質問者からのお礼
秋山様、川口様、ありがとうございます。
葬儀屋さんにお伝えしたところ、お坊さんにもその旨伝えておきます。あのお坊さんは多分大丈夫です。と言っていただきました。
なので今週末の49日に向けて少し安心することができました。
まだまだ寂しいし悲しいし嫌だけど、お母さんが見てくれている気持ちで、49日をしっかり勤めようと思います。
本当にありがとうございました。
またご縁がありましたらよろしくお願いいたします。