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中絶をすすめられた怒りと悲しみ

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こんにちは。私は9ヶ月の息子がおり、今年離婚し、シングルマザーになりました。
元夫とは婚約中に妊娠が発覚しました。
当初、赤ちゃんがいる事の嬉しさよりも色々不安が押し寄せ、つわりにより精神的にもとても不安定でした。そんな私を耐えられなくなった元夫は「子どもを中絶してお互い別の道へ行こう。その方がすっきりするでしょ?」と言いました。あまりのショックに言葉が出ませんでした。彼と本当に結婚しても良いのか、父親にしてもいいのかとても悩み、子どもから父親を奪ってはいけないと思い予定通り結婚しました。しかし、傷ついた心は戻らず深くなる一方でした。暫くし、また彼から「そんな状態なのを妊娠のせいにするな。俺は妊娠する前の方が好きだった。今は笑ってくれない。戻れないなら離婚する。お腹の子は生まれたら俺が貰って育てる。」話し合う度に私の心は抉られていきました。子どもを一体何だと思ってるのか、大事な命なのに。彼と一緒にいるに疲れ、怖くなり出産まで別で暮らしました。
そして出産。かなりの難産で入院中別の疾患にかかり長く入院していました。出産後の痛み、慣れない育児と疲労、入院していても気が休まるときは無い。そんな時、私は少し些細なことで怒ってしまいました。その事で話し合いをしている時、彼はまたこう言いました。「俺は仕事も頑張ってるのに。お前は何も変わってない。前は何があっても笑ってたのに。こんななら離婚する。子どもには会えないと思ってるから」許せませんでした。何より、こんな小さな子の前でよくそんな話を出来るのか
彼に対する信頼も完全に信用もゼロになりました。
彼とそのまま結婚すると決断したのは自分自身であり、子どもに1番申し訳ないことわしてしまったことは母親としてこれからも責任をとっていかなければなりません。
元夫と別れ、子どもと穏やかに過ごす日々は幸せです。しかし、心の奥底には常に元夫に対する怒り、憎悪が絶えずどうしようも無い気持ちになります。彼は、別れた今も自分には何も非はなく全ての責任は私にあり、あくまで自分は被害者であると色んな人に吹聴しているそうです。1番の被害者は子どもです。
このまま、この怒りと憎悪を持ち続けたく無い、忘れたいです。どうしたら良いでしょうか。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

母子で頑張りましょう…頑張れます!

 『色んな人に吹聴している』元旦那様のお話が、なぜあなたの耳に入るのでしょう。『この怒りと憎悪を持ち続けたく無い、忘れたい』のならそんな伝聞のウワサは聞かないことです。聞こうとしないことです。誰かに尋ねないことです。
 『今は笑ってくれない』…元旦那様のおっしゃることがわかります。今の坊守(妻)に同じようなことを申したことのある私にはその気持ちが分かります。そのことでずいぶんとを叱られて気付きました。女性を「自分の思い通りになる『お人形』」のように見ていると、そういった発言がこぼれるものです。今は反省しています。
 元旦那様はあなたを一人の女性と言うよりも、一人の人間として見ることが出来なかったのではないかと思います。
 まあ、私の想像による一方的な「元旦那様論」などもう要らないですね。
 さて、あなたには今大切な息子様がいらっしゃる…御自身以上に大切だと思えるであろうお子さんが一緒です。そしてあなたも母として誕生9ヶ月の身。まだまだこれから成長しなくてはなりません。いえ成長するのです。ある意味お子様があなたを母として、そして一人の女性、そして一人の人間として成長させてくれます。
 お子様と一緒に成長していきましょう。
 そして「子供が大きく育ったら、元旦那に紹介して後悔させてやろう」などという気持ちは持たないようにしましょう。
 可能であれば、将来 父子の交流をさせて上げて下さい。お子様にとっては元旦那様は間違いなく唯一の父親なのですから…。
 そしてそれくらいの気持ちの余裕が持てるまで御自身を高めていきましょう。
 お子様と御一緒ならそれが出来ますよ。パワーが出ますよ…みなぎってきますよ。
 さあ、深呼吸したら、立ち上がりましょう…これからの生活のために。
 資格取りますか…それとも仕事に励みますか…。
 いずれにしても仏様があなた方お二人に寄り添って下さっています。御慈悲の御心は届き続けているのです。それだけは忘れないで下さい…。

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