中絶を悩んでおります
結婚12年、不妊治療で妊娠しました。只今5カ月です。
モラハラの旦那にお前も赤ちゃんも死ねばいいと言われています。絶対離婚する。養育費も払わないと。
待望の赤ちゃんなので離婚をし、1人で産もうと思っていました。
私の家系に遺伝性のプリオン病(発症から1.2年で死に至る)が多発してます。姉妹の様に仲の良い従姉妹が最近発症。直ぐ寝たきりになり、会話もできず10歳の子供を残し死を待つのみです。
他叔父が3人同じ病気で亡くなっています。
このまま1人で出産しても私が発症したら1人ぼっちにさせてしまう事、何より子供に遺伝する事が恐ろしく、中絶を考えてしまっています。
誰にも相談出来ず苦しいです。
ご意見お願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
仏様にお任せする。
まめさん、こんにちは。金剛座寺住職の染川智勇と申します。
妊娠の中で、夫が理解協力してくれない中、プリオン病という持病を持っているかも知れず、心配されているのですね。離婚を考えると独りで子供を育てられるかどうか、病気で亡くなったら子供はどうなるのか。中絶も考えてしまう、つらい事だと思います。
でもすべての人生は多かれ少なかれ先が見えません。必ず幸せになるとは限りません。明日事故で死ぬことだってありえるのです。かと思えばどん底の人生であっても、明日宝くじが当たって急に幸せになることだってあるのです。見えない未来
に恐れるのではなく、今を一所懸命生きることが大切です。後の結果はお任せなのです。私たちのご先祖様はそうやって努力し生きてきました。その中に人類の発展があります。遺伝病でも今はダメでも10年後には治療が開発されているかも知れません。
まめさんがこれからどうポジティブに生きていけるか。ポジティブに生きていく覚悟ができるかどうか。それが中絶を選択するかしないかのポイントです。あなたが子供のために病気のリスクを覚悟して、たとえ離婚して独りで子供を育てることになっても、人一倍の努力をすれば、子供はたとえあなたが早世しても、母の生きざまを見て、子供は苦労の人生であっても、必ずあなたを心から尊敬し、人生の支えにするでしょう。
人生の価値は、長命かどうかでは決まりません。長生きであっても人から嫌われる人生もあれば、短命であって多くの人から愛され、社会に影響を与えた人はたくさんいます。寿命は自分では決められませんが、人生の価値は自分で作ることができます。
私が中絶はダメだ、中絶も仕方がないとは決められません。自分の生きる覚悟が必要なのです。あなたの幸せの人生は夫が決めるのではありません。あなた自身が作るのです。
自分で人生をどう生きていくか?夫に振り回されることなく、しっかり考えてください。その上で決めれば、中絶の有無関係なく、あなたの人生は充実し、幸せへの道を歩むことになるでしょう。
応援します。いつでもご相談ください。合掌
質問者からのお礼
染川様
お返事有難うございました。
何度も繰り返し読ませて頂き、その後じっくり考え、1人でも産む事を決心しました。
愛情いっぱい育てて行きたいと思います。
背中を押して頂き感謝しております。
本当に有難うございました。