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"今を生きる"が分からない。

回答数回答 1
有り難し有り難し 18

初めまして、20代学生です。
私は最近、罪悪感や不安感から自己破壊的な行動を衝動的にとる事が多々あります。
例えば、救急車で運ばれるほどお酒を飲む、やめていたはずの煙草を何度も再開する、順調にいっていたバイトを突然やめる等です。
その結果、自分で自分を苦しめ、負のループにハマってしまいます。
そんな時はいつも、自分で「これではダメだ」と思い、健全な生活に戻る努力をし始め、半年間くらいはその健全な生活が安定します。
しかし、そんな時でもふと過去の罪悪感や、不安感が苛まれ、脳内がそれで一杯になると、自分が自分でなくなるくらいに感情をコントロールできなくなり、自己破壊的な行動をとる事で自分を安心させます。
こういった悪しき習慣は、遡れば浪人時代からです。その頃の、孤独感や、罪悪感、不安感の癖が今も抜け出せないんだと思います。
だらだらと書きましたが、私が質問したい、悩んでいるのは、「なぜ自分を苦しめ続けていて、それがやめられないのか。」ということです。
こういう質問をすると、「過去に囚われるな、今を生きろ」「今、目の前のことに一生懸命に」といった回答をよく見かけますが、"今を生きる"ができない私は、なにを心がけて生きれば良いのでしょうか。
答えのない、向上もしない負のループを走り回っているだけで、なにも生まないことに気づいてはいるものの、抜け出せません。
長くなりましたが、どうか御指導御鞭撻を宜しくお願いします。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

問題の核心は

こんにちは、初めまして。

「自己破壊的な行動を衝動的にとる」原因として、次のような過程をたどることが書かれています。「過去の罪悪感や、不安感が苛まれ、脳内がそれで一杯になると、自分が自分でなくなるくらいに感情をコントロールできなくなり」と。

その「過去の罪悪感や、不安感」は「浪人時代から」である、と書かれています。それは受験に合格できるであろうか、という「不安感」としては分かるのですが、「罪悪感」ということの内容が今ひとつ本文に見当たりません。

行間を私が勝手に補います。
どれほど自分が努力しても「これではダメだ」と自己否定が働く。これまでの過去の不勉強を後悔し、未来に向かってさらなる努力をする意志の鈍い自分にも気がついて、さらなる自己否定をしてしまう。自己否定をするから次に進めない。自分のせいだ、表面上出来ているふりをしている自分を壊してリセットすれば、きっと次こそは違う展開になるに違いない。だから壊そう、となるのではないでしょうか。

つまり、あなたにとって問題なのは、「過去に囚われるな、今を生きろ」「今、目の前のことに一生懸命に」という「今を生きる」という問題というよりも、自己否定のループ癖を見直す必要性こそが問題の核心ではないでしょうか。

勉強で足りない所があった等、自分の欠点を客観的に気付けることは良いことです。しかし、その足りないという現実を、建設的に次に展開するということだけを心がければいのであって、そこに懲罰的自己糾弾をする必然性はないのです。

想像してみてください。
もし、失敗したら即懲罰、その後も過去のことで糾弾され、精神的に追い込まれ続ける会社があるとしたら。それは、世にいうブラック企業でしょう。そのブラックさを、あなたは自分に適用しているのではありませんか。そのことに気が付かないから責める自分、責められる自分という、自己内の「罪悪感」のループに陥って、嫌になって自分を破壊したくなるのでは。

このため、先述したように失敗、至らなさという現実に気づいたら、次は繰り返さないようにと冷静に受け止める。一切の感情的な自己否定はしない。そして、次はどうすれば成功するか、より高みを目指せるかの方法を考える。より、建設的に、生産的に、希望を持てるための方策を考える。そういう「今」を生きるようにしてはいかがでしょう。

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有り難し
おきもち

釋 悠水(しゃくゆうすい)
浄土真宗本願寺派報恩寺住職(兵庫県三木市) 本願寺派布教使 元本願寺布...
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質問者からのお礼

ご回答ありがとうございます。
仰るとおり、私は自己否定のループ癖を見直す必要があるのだと思います。この助言をいただいてから、自己否定的な意識が芽生えた時、冷静になることを心がけています。
感情的になるよりも、まず冷静に自分を見つめ、小さな希望がある限り、少しずつでもそれに向かって精進しようと思います。
貴重な気付きをお与えいただきありがとうございました。

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