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苦難や試練の連続。父の死と失恋が同時に

回答数回答 1
有り難し有り難し 4

こちらでいつも生きるヒントを頂いております。

9月に父が倒れ、先月亡くなりました。
そして初七日に失恋しました。

子供の頃から家庭環境が悪く父の愛を感じれずいつも顔色を疑い不安や恐怖と怒り・悲しみの負のオーラが漂う家族環境でした。
歳を取り、やっと穏やかな家族として過ごせるようになった十数年、まだこれからと言う時、亡くなりました。
倒れる前、喧嘩をし、やはり分かり合えないのだと口を聞いていませんでした。

父が病に倒れる数日前に出会った男性がおりまして、初めて会った時から他人とは思えないような不思議に感じる心地よさ、この人だと思う経験は初めてでした。

自分にとてもよく似いることが不思議でそのうち「私に似ているけれどそれ以上に父にそっくり」と気付きました。

徐々に彼との関係が綻びていき、父が亡くなったあと少し会った時の摩擦が決定打となり、初七日の日にメールで終わりを告げられあっさりと居なくなってしまった。
もうちょっとで分かり合えそうな、でも同じインナーチャイルドでかけ違いのままハマらないという感じでした。

彼も父を病気で亡くしています。
父へのわだかまりの気持ちは私以上にあり、多分許せおらず、家族の愛や団欒がいまいちわからないとも漏らしていました。
私の父も、家庭環境が悪く愛情というものがいまいちわからない人でした。

彼とはただ合わなかったで済む話かもしれませんが、どうしてもこの体験が偶然とは思えず、ここまで不思議な感覚やスピリチュアルのようなものを感じたことはありませんでした。

ここ5年程で続く失恋、失業、その度に大切なことに気づき人生を立て直し切り開いていけていると思っていましたが、今年は父の死、そして友人の死もありました。
初七日に失恋と、遺産柄みで親戚からの辛い攻撃電話。

自分は何かもっと大切なものに気づき乗り越える必要があるのかなと思う反面
、頑張ってきたつもりなのにこの苦難の連続は流石に堪え、なかなか幸せに近づかない私はそこまで辛い思いをしないと何も得られないほどのレベルの人間なのか、と卑下してしまい心が折れそうです。

父とのことに毎日想いを巡らせています。
失恋も彼のことや自分の至らなさを考えています。
毎日涙が止まりません。

どうかお坊さんの見解とお導きを
よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

許すという作業が必要なのかもしれません。

KRoo 様 相談ありがとうございます。

色々と重なり、お疲れのご様子ですね。
まずは、お父様のことを、許すという作業が必要かもしれませんね。
その為には、あなた自身が、癒される必要があると思います。
安心安全を感じられる人はいますか?恩師でも大親友でもいいです。あるいはセラピストでもお坊さんでも構いません。
その方に、あなた自身の気持ちに共感してもらって、自分の心の底を吐露することです。そうして、あなた自身が、癒されて、愛情や温かさを受けてそれを感じた時、お父様を許すという作業が出来てくるでしょう。

その許す作業によって、あなたも自分に向かってだんだんとOKが出せるようになり、ネガティブな感情からポジティブで、前に向きに生きるという事が出来てくるでしょう。
そして、あなたのインナーチャイルドが、怒りに包まれているなら、あなたが親になったつもりで自分のインナーチャイルドをなだめて抱きしめてください。そうイメージしてください。
もし泣いているなら、「泣いてもいいよ、でも泣き切ったら、少し顔上げて笑顔を見せてくれないかな」と優しく抱きしめてください。そうイメージしてください。
インナーチャイルドの辛い苦しい思いは、あなたに責任はありません。あなたが受けてきた経験から学んだ自然反応です。でもそれを癒して自分自身を生きやすくするのは、あなたです。
私はそう思います。
参考にしてください
一礼

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有り難し
おきもち

お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリン...
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質問者からのお礼

釋 孝修さま
ありがとうございます。

父を許す。
気づいていましたが、ご回答頂いてやはりと思い涙が溢れています。
犠牲的に相手に接してしまうところがあり、ずっと寂しさや辛さをどこかに抱えながら生きてきました。
自分自身をまず癒したら、本当のポジティブさや自分を生きるということができそうに思います!

父に毎日お線香をあげて語りかけています。
父が見守ってくれていると思って前を向いていきます。

心が軽くなるご回答を本当にありがとうございます。

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