アルコール中毒 強制入院させるべきか
私の叔父は数年前からアルコール中毒のようになっているのですが、何回か入退院を繰り返しています。本人が治す気がないようです。今日もその人の兄と私の祖母が入院するよう説得に当たりましたが、いっこうに動こうとせず、結局、病院には行けなかったようです。そこで調べたのですが、医療保護入院という制度があり、家族などが同意すれば事実上、病院に強制入院できる制度があるらしく、もうそうしたら良いのではないかと思ったのですが、そういう人は無理やりにでも入院させてしまうべきなのでしょうか。明日、そのような制度があることを祖母らに話そうと思っています。
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叔父さまの性格や現在の状況などによると思います。あなたひとりで判断せず、ご家族の方や市町村の相談窓口などと相談しながら進めていきましょう。叔父さまの回復をお祈りします。
自らの意志で加療されるよう持って行く
医療保護入院はいくつかある入院形態の一つです。精神疾患を持ち、自傷他害の恐れはないが、本人に入院の意志がなく、医師の診断により入院治療が必要な場合に施される入院です。家族どなたかの同意が必要です。また、入院治療によって確かな改善が期待でき、入院治療以外の方法では改善が期待出来ないなどの判断が必要となります。
家族ではなかなか判断できない内容もありますので、早めに各都道府県にある精神保健センターに相談されることをお勧めします。
いずれにしても制度を利用するには医師の診察が必要となります。過去入院を経験されているようですので、前医に相談されるのも一つの方法だと思います。アルコール中毒のようになっているのは、病気のためであり本人の性格や人間性とは関係ありませんので、そこを慎重に判断いただきたいと願います。アルコールの取り過ぎは、健康面で悪影響を与えますので、健康のためという理由で本人を説得し、まずは自らの意志で加療されるよう持って行く努力を続けていただきたいと思います。